(11.02.08公開 4,469K) F_note 1.1 フットサルチームの試合内容、得点・アシストなどの記録・分析を目的としたソフトウェア (06.07.12公開 771K) イメージとしては上の図の四角の広さを保ったまま、動くイメージだ。これで常に中央を締める事でボールを確実に外回りにさせる。気になる方、詳細を知りたい方、参加ご希望の方は下のLINEまたはGmailでご連絡下さい!そしてもう1つのパターンがこれだ。CFジルーがCBマグワイアから外れてCHのフレッジの所にポジションを移す。こうする事で空中戦で優位に立ち、CHのコバチッチに簡単にボールを落とす事ができる。このパターンを打つ場合はユナイテッドCHのどちらか、もしくは2枚がCHを捕まえる為に前に出ている状況になっている時。この場合にCFのジルーはCBから離れてCHと競り合う事が多くなっていた。この状況を作り出すことでロングパス一本で簡単に前進する事ができていた。このジルーの存在こそ、現在のチェルシーに多くのオプションを与えている選手だ。さすがは世界王者を支えたCFだ。もちろん、この2つで前進できない場合もある。その場合はこのように前進を試みる。するとここで簡単に前を向く事ができる。だがこうなると、ウルブスは背後のスペースを消す事でSTに前進する選択肢を与えない事でバックパス、または横パスを選択させていた。まずロングパスを打つにあたって、『競り合う人』の違いがあった。上の図のようにCBと競り合う場合はシンプルにSTへのフリックで一気に前進を試みる。これは中央のCBを釣り出す事ができているので当然の攻撃の方法だ。このパターンを打つ場合はユナイテッドCHがコバチッチとジョルジーニョを捕まえに前に出ていない場合。この状況の場合だとCBと競り合う形を取っていた。ユナイテッドはバイリーの怪我で4-2-3-1の「強い」フォーメーションに戻したが、それでも流れを掴むまでにはいかなかった。これは配置が変わっても、チェルシーのやり方が全くぶれず、さらにはWBで優位に立てられるようになったからだ。さらにポグバ、グリーンウッドも投入し、ゴールを奪い、最後まで抵抗したが、結局反撃はPKでの1点にとどまった。では今回はテイストを変え、YouTubeでアーセナルのハイプレスと前進方法、そしてシティの対応と守備の狙いをまとめたのでぜひご覧頂きたい。このようにアーセナルは組み立てを行っていた。これに対してトッテナムはどのようなゲームプランを持ち込んでいたのか。それでもアーセナルはリバプールのミス2つからゴールを奪う事に成功した。同点弾は先述したようにCBにプレスをかけてゴールを奪い、逆転ゴールはスローインからのプレスで奪った。リバプールからするとこの2つのミスで負けてしまったので、かなり悔しい結果になった。だがこの2ゴールは紛れもなく、アーセナルのプレスが生み出したゴールだ。だから1番良いのがSB⇨WGへ直接ボールを届けるパターン。これでSBがSHを誘き出しているのでWGはその背後である程度のスペースを残した状態で相手SBと1vs1に持ち込むことができる。これで質的優位に立つことができる。このようにSBを押し上げることでWBを前に誘き出し、両脇のCB、コラシナツとムスタフィのマーカーを増やすように仕向ける。今までは2トップに対してムスタフィとコラシナツが前で潰すタスクがあったが、この試合は中に絞るSHとCFがいるので的を絞れない状況に陥っていた。これこそがモウリーニョの狙いだ。チェルシーWBジェームズはユナイテッドWBウィリアムズに出足が早く、そして強烈なプレスを仕掛ける事で前を向かせずに中へのパスを選択させる。これこそがチェルシーの狙いで、近くのCHマティッチにはCHジョルジーニョがマークを行っているのでインターセプト、またはマティッチのミスを誘発でき、ボールを回収できる。さらにその奥のCHフレッジにもSTがきちんとスライドしてマークを行っているので、同様にボールを回収できる。これでチェルシーはユナイテッドに前進させず、さらには背後にボールを送らせず、2トップのスピードを完全に消す事に成功していた。まずアーセナルが行った事。それがCHが中央、バイタルエリアを埋める事。これを行う事で2トップの中央への縦パスを遮断。これで中央から2トップを中央から外へ追い出す事ができる。ではこの守備に弱点がないかと言えば嘘になる。ではどのような弱点があるのか。このように2トップを中央から外へ追い出すことを2CHの立ち位置で読み取る事ができた。苦しい試合が続いていたトッテナム。だがこの試合はそれぞれの選手の特徴と良さがしっかりと発揮され、そしてそのゲームプランがアーセナルと噛み合ったことで逆転することに成功した。このダービーでの勝利は残りの試合に大きな良い影響を与えるのではないだろうか。ここでWBオルブライトンが時間を稼ぐ事で、STのサカのヘルプを待つ。こうする事で本来ならばCBソユンジュをマークするはずのサカがいなくなるので、ソユンジュへのリターンパス⇨ミドルパスで一気に前進んされてしまう。本来ならばWBオルブライトンに対してプレスを行い、制限をかけるのだが、先に場所を埋めるために下がっているのでプレスまでに距離ができる。だからレスターWBは数多の選択肢を持つ事ができる。そして前線でプレスをかけていた時と同様に、3バックと2CHで中央を圧縮する。こうする事で仮にCBがCFを潰しきれなくても、CHがヘルプを行い、挟み込む事でボールを回収する事ができる。このようにしてアーセナルはボールを回収していった。またオンラインサロンも行っているのでこちらの参加もご検討願いたい。この一戦はアルテタとペップの師弟対決でも注目され、さらには再開初戦の対戦カードでアーセナルはシティに完敗。だからアルテタ率いるアーセナルはこの一戦でリベンジに燃えていたのもあり、またリーグ戦でリバプールを破っての試合。その勢いもあってか、それとも自信がついていたのか、アルテタ監督の用意したであろうゲームプランをほぼ完璧に遂行して見事リベンジを果たして決勝へ駒を進めた。この試合で見せたビルドアップはこれからチェルシーが目指し、そして基盤となるものではないだろうか。シーズン当初はIHとWGの持ち運びで前進を試みていたが、ここ最近のものはしっかりと人を配置してドリブル中心ではなく、相手を動かしてパス中心で前に運び出すものになっている。このビルドアップの精度を上げていくことで今シーズンのトップ4フィニッシュ、そして来季の優勝争いに絡めるのではないだろうか。ランパード監督が志すサッカーは、来季にもかなり期待感の持てるものになっている。どうにか3位を死守し、CLの舞台で躍動するチェルシーを見てみたいものだ。次の試合のFAカップ、マンチェスター・ユナイテッド戦がより楽しみになる一戦だった。そしてIHをSTが捕まえることでCFへのパスを誘発する。これこそがトラオレとヒメネスの対策で、ここにボールが入ると、右はムスタフィ、左はコラシナツが確実に潰す事でボールを奪取または前向きにプレーをさせなかった。このようにSTサカがIHの脇、もっというと先述した5枚のブロックの脇のスペースを取る。後半に入り、アーセナルは防戦一方になる。特にラカゼットを交代させてから起点がなくなり、前に飛び出す時間がなくなってしまった。だからアーセナルは押し込まれる展開が続き、ボックス内に人数を割いてひたすらシュートブロックを繰り返した。これもアーセナルらしくない戦い方だったかもしれないが、それでも勝利を手放さなかったアーセナルの執念を感じられる一戦だった。そしてSTが作ったハーフスペースへCFヌケティアが「CBの視界に入りながら」フリーランを行う事で中央のCBを引き連れる事ができる。これがヌケティアの良い所でもある。スペースを作るために敢えてCBの視界に入る事ができる選手だ。一方の王者リバプール。これほど試合を支配し、被シュートもたったの3本。この内容で負けてしまうのには運がなかったとしか言いようがないのではないだろうか。クロップ監督もそのストレスを露わにしていた。だがその失点シーンはまさかの守護神2人のミスからだったので、なんとも言えない。これで新記録を打ち立てることができなかった。優勝が決まってから少し失速気味のリバプール。次節の試合でしっかり修正することで期待しよう。このように右サイドではCHのジャカも流れることで五角形を作り出し、優位に立つ。さらにCHが場所を開けたので、そこにCFのラカゼットが降りて組み立てに参加することで中央のパスコースも作り出す。これで全体を真ん中に寄せることで逆サイドのWBがフリーになれ、局面を一気に変えて攻撃を仕掛けることができる。これらのブロックを形成する守備とプレスを行う守備の2つを使い分けたことでアーセナルにリズムを作らせずに、守備を行なった。ラカゼットのスーパーミドルの場面はオーリエのミスから生まれてしまったものだったが、それ以降は、ピンチはベジェリンとオーバメヤンのシュートのみで、あとはほぼ完璧な守備を行なった。だがこのパスコースは読まれやすく、そして前進されたくない相手は必ず消してくる。だからこのように2トップで中央を消しているので、降りてくるCFと縦関係になっているCHへのパスを消すことができてる。仮に出てきてもCHウィンクスが対応できるようになっている。しかしアーセナルCBは後ろに残っている人数を考慮して中央のパスは出さず、幅を作ったCBコラシナツにパスを出す。トッテナムはここがプレスのトリガーとなる。これで徐々にWBが背後のベジェリンがスペースを埋めるためにポジションを下げるので、2つ目の弱点が露呈する。前節のウルブス戦はトラオレとヒメネス対策と思われたが、この試合も同様に、CFのヴァーディーとイヘアナチョに対してCBムスタフィとコラシナツがマンマークを行っていた。CFにラカゼットが入ると、このように下がってボールを引き出すことが多くなる。これは他の試合でも見受けることができる現象なのでアルテタ監督の指示があってのことだろう。これでDMFファビーニョを前に釣り出すことができる。シーズン佳境に入り、激化の一途を辿るCL出場権争い。その争いの渦中にいるのが、ロンドンの青い雄、チェルシーだ。彼らはシーズンを通して安定した戦いを披露できず、何度もポイントを落としてきた。仮にこのポイントを全て拾うことができていたのならば、この争いに巻き込まれることなく、シーズンを過ごすことができていただろう。だがこのような「たられば」の話をしていても意味がない。今回ホームに迎えたのは、残念なことに降格が決まってしまったノリッジ・シティだ。だがノリッジのサッカーは魅力的で、チェルシーはこの試合のポイントを落とすことは大いにあり得る話だった。だが蓋を開けてみれば、危ないシーンをなく、1-0という結果で勝ち点3を積み上げることに成功し、3位を死守した。では今回はこの試合で見せたビルドアップについて紹介していこう。最後までお付き合い頂きありがとうございます。この場を借りまして、SNSなどの紹介をさせて頂きます。チェルシーのビルドアップはCBのアスピリクエタが広がる事で4バックの様な形を取る。これでWBのジェームズを1列前に押し出す事でユナイテッドWBをピン留めする。少しユナイテッドの守備に触れると3トップは中央を締め、あまり3バックにはプレッシャーをかけない。さらにCHに対しては気持ち前目にプレスに出る。これで完全に中央を使わせないように守備を行う。そしてバックラインからロングパスを蹴らせて3バックで対応、または外回りにさせて攻撃を遅らせる狙いが見えた。これでCBズマが跳ね返したボールをCHが拾う事でボールを回収。ここで先にチェルシーCHが触れるのはユナイテッドCHが下がってボールを受けに入っているから。だからシンプルに距離が遠くなり、チェルシーCHの方が距離が近くなる。だからここでチェルシーは2ndボールを回収できていた。まず1つ目。それが先ほども触れたようにCBティアニーがボールを受けた時。ここでSBがプレスに出てくると、中央に入るSTが中からSBの背後に抜け出すことで一気にリバプールをひっくり返す。ではモウリーニョの守備のゲームプランはどのようなものだったのかということを考える前に、アーセナルのビルドアップについて触れていきたい。そしてそこの修正を行う前に、アーセナルは退場者を出し、さらにレスターが4-4-2に変更し、攻撃の圧を強めた事で失点し、ドローゲームに終わってしまった。次に行った事がSTがステイして下がらずに、WBがIHの脇に降りる事。これを行う事の何が良かったのか。まずアーセナルのプレッシングから触れていく。アーセナルは立ち上がり、プレスをかける事が多かった。アーセナルのプレスが嵌まらなかった理由はリバプールCBにある。CBが深さを作ってボールを受ける事でSTからの距離を稼ぐ事でプレー時間とパスコースを得る。これでSTが遅れてプレスを行う事になるので、本来切るべきはずのSBにパスを出されてしまう。尚且つ、WBがバックラインに入っているからSBまでの距離が遠く、ここでもプレスが間に合わない。だからリバプールはSBで時間を作る事ができ、ここから展開を広げていった。そして攻撃。攻撃でも工夫を施す事でポゼッション率を高めながら、崩していった。このようにコラシナツにボールが出るとSHシソコが猛烈にプレスを開始。それに連動してセバージョスをロチェルソが、流れて五角形の一角に入るジャカに対してはウィンクスが、高い位置をとっているWBティアニーに対してはSBオーリエが、そしてSTオーバメヤンに対してはCBのサンチェスがマークを行う。これでコラシナツの前の選択肢を消し去ることで、バックパスを選択させる。ここで焦ってしまうのがコラシナツの弱点で、実際に同点ゴールはコラシナツからダビド・ルイスへのバックパスがズレてソンフンミンがそのミスを掻っ攫うことで生まれたものだった。前半は確実にこのような狙いがあった。このようにアルテタ監督は新しい守備戦術をチームに浸透させる事で、ヨーロッパ大会への出場権を得ようともがいている。レスター戦までの3つのクリーンシートは確実にその戦術が浸透していたからできたものだろう。現段階で持ち得る戦力で、より確実な、そして効率的は守備戦術を見つけ出したアルテタ監督。次節のノースロンドンダービーが確実にヨーロッパ大会への分かれ道になるだろう。果たしてここで勝利を掴む事ができるのだろうか。次節の大一番が楽しみだ。主にこの3つの方法でチェルシーはユナイテッドのブロックの上をいき、そしてブロックの外から差し込む事ができていた。このようにしてチェルシーは3ゴールを奪い、同じ街のライバルが待つ決勝に駒を進めることに成功した。このようにCFにロングパスを打たない場合はSB化したCBアスピリクエタにパスを送る。ここで時間ができるのには理由があり、先述したとおり、WBジェームズがWBウィリアムズをピン留めし、さらにCHジョルジーニョがCHを1枚ピン留めしているから。さらにこれによってSTウィリアンへの縦パスのコースが空くことになる。だからここから簡単に前進する事ができていた。リーグではCL出場権を争う両チーム。そしてこのコンペティションではタイトルを獲得する為に相手を打ち破らなければならない。ユナイテッドは中2日、相対するチェルシー は中4日とコンディション的には確実にチェルシーが有利な状況だ。だがランパード監督は今シーズン、vs ユナイテッドは3連敗とすこぶる相性が悪い。そしてこの試合もユナイテッドは「これまで」と同様の戦い方を選択し、3バックでカウンターを狙った。だがこれを見越していたかのようにランパード監督はユナイテッドの戦い方に対してのプランを用意していた。そして見事にこのプランが嵌り切り、苦手とするユナイテッドを敗戦と追いやった。では今回はどのようにしてチェルシーが戦いっていたのか。これを解説していこう。またオンラインサロンなどもしているので、気になる方は下記のリンクなどからご覧になって頂きたい。2020 / 9 / 1 まで無料でやっています!ご参加お待ちしています!もちろんこの試合でもその守備を行う事でクリーンシートをしようと試みた。だがそう簡単にはいかず、「お得意様」のヴァーディーに同点ゴールを決められてドローで終了のホイッスルを聴く事になった。両者ヨーロッパの大会を目指す中でのドローはとても痛いものとなったのではないだろうか。では今回は見えてきた新しいアーセナルの守備戦術を解説していこう。そしてここをSTが使い抜け出す事でCBを引き連れる。そうすると次はもちろんハーフスペースが空いてくる。この場合はIHがボールを受けて簡単に前を向けるのでDMFが寄ってきてCFをボールサイドに寄せる。そしてIHから逆のCBにパスを送ることで目線と局面を大きく変えることで相手を横に動かしてギャップを作る。このように縦に動かせないのならば横に動かす術をチェルシーは持っている。こちらでもレビューを行なっています!チャンネル登録のほど宜しくお願いします!このプレスのスイッチを入れるのがCFのジルーだ。彼がCBにプレスを行うと連動して背後もプレスを行う。ボールホルダーのCBマグワイアがWBに一気にパスを出せないようにSTはポジションを取り、すぐ前のCBリンデロフにパスを出させる。ここでリンデロフにボールが渡るとSTウィリアンはCHマティッチを切りながらプレスを行い、ここで初めてWBウィリアムズにパスを出させる。WBにパスが出ると同時にチェルシーWBジェームズが直ぐにプレスを行う。この時に逆のSTマウントとCHコバチッチはそれぞれスライドを行う事で人を捕まえる。STマウントは横スライドでCHフレッジを捕まえ、CHコバチッチは縦スライドでOMFに入っているゲームメーカー、ブルーノ・フェルナンデスをマーク。これでボールを奪う準備が整う。YouTubeでも様々な試合の解説やレビューを行っているのでチャンネル登録してもらえると幸いだ。そしてボールホルダーのCBはパスコースがなく、さらにはプレッシャーをかけられるので、GKへバックパスを選択。(もちろんCBからロングパスを蹴る場合もあり)まずはモウリーニョのゲームプラン、攻撃の局面について触れていこう。まず行うことは前半と違い、2トップがCHを消す立ち位置を取ることだ。これにより、アーセナル はバックラインでパスを回すことができる。そしてこのパス回しでムスタフィにパスが出ると、プレスのスイッチが入る。もちろん、前プレスだけで守備を行える訳ではない。もちろんブロックを形成して守備を行う時もある。(どちらかというとこちらが多かった)まずこの試合の基本的な前進方法はロングパスだった。これは完全にユナイテッドの守備を意識して設計されたものだった。ではジルーにロングパスを打ち込む事でどのように前進していったのか。この場合は先ほども少し触れたようになるべく早くWGにボールを届けたいように見える。次の優先順位になるのがSBへのパスだ。これはWGにできるだけ早くボールを届けることで展開を早くする目的があると同時に相手のプレスを呼び込み、ギャップを作る目的がある。だからここが優先順位②となっている。このようにしてトッテナムは後半からムスタフィを狙い続けることでアーセナルのリズムを崩し、そのショートカウンターから得たコーナーキックで逆転ゴールを叩き込んだ。サッカーを知らない人にも分かりやすく分析をしていきます。詳しい方も満足のいく分析をしていきます。YouTubeもやっているのでぜひ。チェルシーは4-3-3ではなく、3-4-3で挑むのにはこの守備を展開する為だ。その守備がボールをすぐ回収する事、ロングパスを蹴らせる事だ。これでユナイテッドにカウンターを打たせなかった。ではどのように守備を行っていたのか。これで3レーンの中で5角形、サイドでは4角形の形を作り出すことでできる。だからこそ、この3レーンで数的優位を作り出し、そして前進することが可能になっている。ではここからどのようにボールを動かしていくのか。もちろん、左サイドを使えない場合はこのようになる。この場合はCBのパス交換でCBからSBとCBの間、またはCBの間にボールを落とすことでSTを走らせる。特に前半はロングボールを中心に試合を進めた。CHまたはCHのパスを奪う為にチェルシーがまず行う事。それが3バックへのプレスだ。チェルシーは3-4-3で試合に臨んでいるので、もちろん3バックに対して3トップを当てる事ができる。さらにユナイテッドCHに縦パスを打たれないようにチェルシーCHがマークを行う。これでパスを外へ回させる。そしてもう1つ。それがロングパスを蹴らせて回収を行うという事だ。だからこの試合、3バックの中央にズマが入り、スピードでカバーを行えるリュディガーと絶妙なポジショニングでカバー能力を発揮するアスピリクエタが両脇のCBに入ってズマを支えた。ではどのようにロングボールを蹴らせて、そしてボールを回収していったのか。ここでもブログ、YouTubeの更新のお知らせをさせていただいています。このCB2枚は『前に強い』選手なので、トラオレとヒメネスと対等以上に渡り合う事ができ、トラオレを後半かた外のポジションに追いやる事に成功した。FacebookのグループでFootball Mateというものを作りました。ボールとは逆サイドの選手、SHシソコはCHのジャカを捕まえ、CHロチェルソが中央に残る。中央に必ず人を置く所がまさにモウリーニョという感じがする。こうしたことでボールと逆サイドはフリーな選手ができてしまうが、ここは捨てることでボールを回収する。また最悪、突破されたとしても、バックラインで数的優位を作り出しているので、ぎりぎり対応は可能だ。さらにWBが長い距離をプレスにいくので、その背後に広大なスペースが出来る。このようにWBにパスが出ると、SBとSHでプレスを行う。その時に空いてしまう危険なスペース、それがハーフスペースだ。ここをCBがスライドして埋め、その関係で空いてしまう中央のスペースはCHふぁ縦スライドで埋める。近くにいるSTに対してはCHロチェルソが捕まえ、CHウィンクスがバックラインに入ったことであいた中央のスペースをソンが降りて埋める。これで場所を開けず、ボールをサイドで回収してカウンター、またはバックパスを選択させることで自陣ゴールから遠ざけることに成功した。Gmail ⇨ football.bunseki@gmail.com実際にアーセナルはこのようにして先制点を奪っている。そして後半から耐え凌ぎ、ラカゼットの変態的な1stタッチからのゴールでウルブスの息の根を止めることに成功した。このようにCBの脇のスペースを使われたくないアーセナルは初めからWBがそのスペースを埋めておく。まずはこれを紹介していこう。完結にまとめるとアーセナルはCFへのパスをCBのムスタフィとコラシナツで奪う事で2トップを潰しボールを回収していた。その方法はかなり連動性のあるものだったのでそれを解説していこう。これがよく見せるチェルシーのビルドアップの形。まずバックラインでは『プレッシングプレーヤー+1』の状況を作り出す。この試合はノリッジのプレッシングプレーヤーが1枚だったので2CBでボールを回すことが多かった。そしてボールサイドのSBとWGで幅を作り、IHがノリッジ2ndラインの前に入ったり、ライン間に立ったり、基本的に『ハーフスペースで縦の動き』を加える。さらにCFのジルーもハーフスペースに入ってくる。中央で起点を作れるCFをハーフスペースに動かす所が特徴的だ。これに関連して中央のスペースにWGが入ってくる。こうすることで全体を中央に集め、逆のSBをアイソレイトすることでができる。まずはウルブスの躍進を支える強力な攻撃陣、トラオレとヒメネスをどのようにしてアーセナルが抑えていたのか。だがこのパスは絶妙な精度の悪さで少しづつずれていた。このパスがしっかりと合っていたならば、この試合はもっと違った展開になっていたかもしれない。しかし、このロングパスの中心の戦い方はアーセナルらしくはなかったが、それでも狙いとしてはかなり面白いものだったのではないだろうか。モウリーニョはしっかりとアーセナルの守備戦術をスカウティングした上で、中央を経由せず、よりシンプルにそして優位に立てる方法でアーセナルの守備を崩していた。今回触れていきたいのはビルドアップだ。この試合というか、今までの試合の中でチェルシーはボールと同サイドに人を集めることで数的優位を作り出し、前進を試みている。ではどのように人を集め、どのようにボールを動かして攻撃の準備に入っているのか。ヨーロッパのコンペティションに出場するために、勝ち続ける他ないトッテナムとアーセナル。そしてこのような状況で迎えたのがノースロンドンダービーだ。アーセナルは3バックに変更後、戦いが安定し、勢いに乗ってこの一戦を迎える。一方のトッテナムはVARなどの影響を受けながら、内容もパッとしない中で大一番を迎えることになった。対象的なチーム状況だが、だがこの流れなど一切関係ないのがこのノースロンドンダービーだ。そしてノースロンドンを染めたのは「白」色だった。「赤」のチームは先制しながらも逆転を喫してしまった。だがこれは。アーセナルの天敵であるモウリーニョのゲームプランが秀逸だったからだろう。では今回はこの不気味な静けさがあったノースロンドンダービー、モウリーニョのゲームプランを考えていこう。これらの弱点を的確に突かれていたので、レスターにボールを持たれてしまっていた。このようにした事で奪い所として、STを潰す役割を担っていたCBは高い位置までプレスにいくのか、それともIHにマークを受け渡すのかの判断に迷う。さらにIHは中央のブロックを崩してまでSTを捕まえるのか、この判断に迷う。そしてこの判断に迷っている間にSTがパスを受ける。皆さんに分かりやすく伝えていけるように精進して行きますので、これからもよろしくお願いします!こうすることでプレスをかけてくるCF(またはST)の距離を稼ぎ、その分だけCBが時間を持つことができる。難敵のウルブスをしっかりと叩くことができたアーセナル。これで一気に7位まで順位を上げることに成功した。さらにはEL出場圏まであと6ポイント、CL出場圏まで8ポイントとなった。現実的になってきたのはEL出場圏内の滑り込みだ。怪我人の多い中、しかも途中就任のアルテタ監督がこの権利を勝ち取れたのならば、成功のシーズンといってもよいのではないだろうか。そして3バックを採用し続け、その内容は確実に良い方向へ向かっている。この試合でもはっきりと見てとる事ができた。ここからレスター戦、トッテナム戦、リバプール戦、FAカップマンチェスター・シティ戦と強豪との連戦だ。日程も厳しい中で、この鬼門を潜り抜ける事ができたのならば、EL、もしくは大逆転でのCLへの出場権を手に入れれるかもしれない。この連戦は特に注目していきたい。その空いたスペースにOMFが流れて受けることでCHのセバージョスを釣り出そうとレスターは試みていた。もしもここでCHが来ないのならば、OMFのペレスは前を向いてプレーに移る。ここのスペースを使われて組み立てをされる事が2つ目の弱点だ。まずアーセナルの3トップとCHで中央を締めてくることは確実にスカウティングしていたモウリーニョ。だから中央を経由しないように攻撃を組み立てていくことを考えたのだろう。だからその準備をするために、CBが広がってボールを受けるようにポジションをとる。今回行なっていくレビューは少し日が経ってしまったが、FAカップアーセナル×マンチェスター・シティの一戦だ。トッテナムがブロックを作る時はボックス幅で4-4のブロックを形成する。これで中央を絶対に使わせず、ゴールから遠ざける。そして奪い所は幅を作るWBに設定されていた。この中央の締め方がまさにモウリーニョというものだった。サッカーが気軽に語れ、そしてサッカーを好きになってもらえる、より知ってもらえる会社です。ブログやYouTubeの更新、イベントのお知らせなど、随時更新しているので、ぜひブックマークをよろしくお願いします!さらにこれを行った事でレスターWBが高い位置をとれるようになる。まずWBが脇に降りた事でウルブスWBから距離をとる事ができ、プレスまでの距離と時間を稼ぐ事ができる。CB⇨CH⇨SB化したCBと繋ぐ事で、リバプールのハイプレスを一旦剥がす事に成功する。そしてここでCBティアニーがボールを持つ事で、リバプールIHとSBのプレスの判断を一瞬迷わせる事が可能になる。ここで迷う理由がリバプールSBに対してWBが近くにいる事でピン留めを行っているからだ。これでビルドアップの時に若干優位に立つ。さらにロングパスを蹴ることになる理由がもう1つ。この2つ目の弱点は先ほども少し触れたWBが下がることで露呈する。まずはボールサイドの解説から。ムスタフィに対してはCFの一角、ソンがプレスをかける。この時にケインはCBダビド・ルイスへのバックパスに反応できるような立ち位置を取る。もちろん、WBベジェリンにはSHのモウラがプレスに行けるポジションをとり、ボールを受けに降りるCHセバージョスに対してはウィンクスが前に出てマークを行う。これでCBムスタフィの選択肢を限りなく0に近づけ、判断を遅らせる。そしてCBに対してCFラカゼットがプレスを行う事でボールホルダーは外のCBにパスを出す。ここでSTのサカがプレスを行いロングパスを蹴らせないように牽制。またボールサイドのCHセバージョスは近くのIHを捕まえ、逆のCHジャカはスライドして中央を埋めるポジションを取る。これで中央の5角形が崩れても中に縦パスを差し込まれる事がなくなる。CHロチェルソが前に出てセバージョスを捕まえられるのはSHに入ったシソコのカバーエリアが広いからだ。中央ではなく、サイドでシソコを起用したモウリーニョの狙いがここに隠されていた。ヨーロッパリーグ出場のために執念で手にした勝利。この大会に出場するには他力本願の所はあるが、それでも一縷の希望を繋ぐための重要な勝利だった。執念さえ感じることのできた、貴重な一戦だったのではないだろうか。最後に4つ目。これは今回の試合のように、相手のブロックがなかなか崩れない、且つプレスを呼び込めない時にアイソレイトしたSBへパスを送る。本当は1度、ライン間にパスを打ち込んでからサイドチェンジをすることが望ましいのだが、目線を変え、相手を無理やりズラすためにサイドチェンジを行う。先ほども少し触れたライン間に打ち込んでからサイドチェンジすることが本来の狙いなので、CBからサイドチェンジすることの優先順位が低くなっているのではないだろうか。だからアーセナルWBが前に出てSBを捕まえる。さらにはSTが中に絞るSHにパスを出させないように背後でそのコースを消す。また中央ではCHセバージョスが少し前に出ることでCHへのパスコースも遮断。だがこのように仕向けることがモウリーニョの狙いだった。このようにWBが高い位置を取る。そうすると空いてくるのがCHの脇、WBの前のスペースだ。これが『CBから』ボールを出す時の優先順位。もちろん最初に探すのがIHへの縦パスだ。ライン間に立つIHにパスを送ることができれば2ndラインをひっくり返すことが可能になるので、優位に立つことができる。このようにしてチェルシーはビルドアップを行い、ボールを握り続けて試合を優位に進めていった。CFが中央を空けたのでそこにSTが入り込む。このようにしたことでSTが中⇨外の抜けだしが可能になる。このような動きがあったからアーセナルはロングパスを多用するようになる。まとめると、中央を締めるアーセナルの3トップ+CHに対してCBが距離をとることでCF(またはSH)からの距離を作り、時間を持つ。さらにCBが広がったことでSHを中に押し込み、WBを前に誘き出す。これで3バックに対して2CFと2SHで数的優位を作り出し、CBムスタフィとコラシナツをタスク過多の状況に追い込む。これで時間を持ったCB(またはバックパスしてGK)かたのロングパスで一気に中盤をひっくり返して攻撃に移っていた。そして後半。後半も同様にLCBのコラシナツを狙うと思ったが、そうではなく、後半からはLCBのムスタフィを狙ってプレスをかけていた。それに伴い、後半からムスタフィが悪い意味で目立つ場面が多く見受けることができた。アーセナルがらしくない戦い方だったのがロングパスだ。これはリバプールのハイプレスによるもの、そしてアーセナル のビルドアップが相まって起こった現象だ。まず行うべき事はCHの所で奪う事と同じ事だ。3バックに対しては3トップ、CHに対してはCH、WBに対してはWBを当てる事でバックラインでボールを持つ選手に近くのパスコースを与えない。その場合は1度IHを経由することでWGにパスを届ける。この時に秀逸なのがDMFのジョルジーニョだ。彼がボールサイドによって来ず、中央に残ることでCFをピン留めし、IHが降りてボールを受けれるだけのスペースを残しておく。これでSBの所でSHを釣り出し、さらにIHが降りて中央の選手を釣り出すことに成功するのでライン間でWGがボールを受けることが可能になる。そしてWGにボールが入ると一気にスピードを上げて攻撃を仕掛ける。(ここでサイドチェンジを打つのが最も効果的でこれはシーズン当初から狙っていた)このようにしてチェルシーは守備を行い、ユナイテッドにチャンスらしいチャンスを作らせずに試合を進める事に成功した。依然として中央を締めれているので、プレスを受けたCBの選択肢は2つになる。それがWBへの外へのパス、または中盤を飛ばして「空いている」CFgへの縦パスだ。ここにアーセナルの守備の狙いがある。CBからのCFへの縦パス、またはWBはフリック気味でCFへ送るボール。これこそがアーセナルがボールを明確に奪おうと試みている所だ。まずはこれを頭に入れておいて欲しい。この守備を掻い潜るためにモウリーニョはゲームプランを立てていたはずだ。ヨーロッパのコンペティションの参加権を得るために。アーセナルはここで自分たちの上にいるチームを叩く事で、その目標を達成しようと試みる。そして今回は上位との一戦。そのチームが、曲者揃いの難敵、ウルブスだ。彼らはここまで統率の取れた戦いで、CL出場圏を射程距離に置く躍進を遂げている。そして大物喰いとも称される彼らを倒す事は難しい事は簡単に予想できた。さらには再開後、唯一の3連勝中のチームだ。アーセナルは彼らを倒すべく、一心不乱に、そして確実に戦い、勝利を得た。では今回はどのようにアーセナルはウルブスを下したのか。これを解説していこう。これでGKは3トップへロングパスを送る。ここでチェルシー3バックとユナイテッド3トップは数的同数だが、圧倒的に跳ね返すにあたっての空中戦での質が違っていた。だから数的同数でも簡単にはじき返す事ができる。そしてここではじき返す為に出るのが中央のズマだ。彼の圧倒的な身体能力を生かしてロングパスを跳ね返す。ではこれを理解した上で、モウリーニョのゲームプランについて触れていこう。そして3番目のパスを送る所がハーフスペースに流れてきているCFへのミドルパスだ。これはCFにジルーが入った時に生まれるパスコース。ジルーだとこのミドルパスをしっかりと収めることが可能で、さらには2ndボールを作ることができる。またCBを1枚誘き出すことができるので、フリックをすることで中央に入ってきているWGが背後に抜け出すことができる。基本的に丁寧に繋いで攻撃を組み立てることを試みているチェルシーだが、このようなシンプルな前進方法も持ち合わせているので、相手は安直にプレスに行けない状況に陥ることになる。ここを使われる状況に陥るパターンとして、レスターWBで時間を作られてしまった時だ。この時にSTがCBとWBの間に立つことでピン留めを行い視線を集める。これでWBセドリックから逆の視野外にいるWBティアニーへのサイドチェンジで局面を一気に変える。ランパード監督率いるチェルシーはしっかりと中4日というメリットも生かし、そしてしっかりとしたプランを用意した事で手にした勝利。シーズン終わりに近くにつれて確実にその手腕を上げているランパード監督。リーグ戦残り2試合、そしてFAカップ決勝で全て勝利を掴み、CLセカンドレグに挑んでもらいたい。来季にも大きな期待を感じる事のできる、良い一戦だった。そしてこのように中央に寄せたことの恩恵をここで受ける。それがノリッジSHのスライドが間に合わないこと、さらにはCBにプレスに行くかどうか迷わせることができることだ。これでCBのズマは簡単に幅を取るSBにパスを出す。ここで簡単に運ばれたくないので代わりにSBがプレスを行う。これで中央にポジションを取っているWGが内⇨外の抜け出しで背後を取れる。この似たような形でチェルシーは敵陣深くでWGプリシッチが抜け出すことでクロスを送りこみ、ジルーの先制点かつ決勝点を生み出した。一方のアーセナル。ウルブス、レスターと厳しい戦いが続いた中で、宿敵かつ天敵モウリーニョ率いるトッテナム。ここで勝ち切る事ができれば、ヨーロッパの大会に近く事ができたのだが、そう簡単にはいかなかった。だが、徐々に戦い方が定まってきたので、これからの戦いに注目していきたい。そしてこの試合で見つかった課題を修正し、次節のビッグゲーム、リバプール戦に生かす事ができるのか。この試合でどのように修正していくのか、ここも見ものだ。まずレスター3バックのいずれかがボールを持つとアーセナルは3トップ+2CHで中央を締める。ここの5枚はレスターCHを締め出す。これで中央にボールを入れさせないように守備を行う。まずウルブスの守備ブロックは5-3-2だった。そしてプレスラインはハーフライン付近まで吸収してから気持ちプレスをかけていく。その時に2トップは中央を経由させないように近くに立ってギャップを狭くしてCHを使わせないようにする。さらに中盤はCBからの縦パスでひっくり返されないようにここも近くでプレーをしてギャップを極端に狭くする。ウルブス戦でも見せた守備戦術。それが両脇のCBがCFを捕まえ、中央のCBがカバーポジションを取るというもの。さらに前プレスでそこへボールを出させて奪いきるというものだ。ではアーセナルのビルドアップの方法をある程度理解した上で、モウリーニョが用意した守備について解説していこう。この2つの過去記事にアーセナルの守備について触れているので、こちらを読んでいただけると幸いだ。まずアーセナルのビルドアップ。3バックになってからアーセナルのビルドアップ、特に左サイドはCBが広がる事でSBの役割を担い、そしてWBを押し上げてWBにWGの役割を担わせる。これで右サイドのWBが下がる事でSBの役割を担わせて4バック化して前進を試みる。今シーズンの王者リバプール。彼らが打ち破り、そして成し遂げようとしている記録はあまりにも偉大で、そして驚くべきものだ。だが、王者はここでビッグクラブを倒さなければその記録を打ち立てる事ができない。そして立ちはだかるのがヨーロッパのコンペティションに出場するべく、足掻いているアーセナルだ。前節のノースロンドンダービーでショッキングな敗戦を喫し、この王者とのビッグゲーム。確実に下馬評は低かった。もちろん、その予想通り、リバプール が圧倒的に試合を支配していく。だが終わってみれば、勝利を掴んでいたのはホームのアーセナル 。その戦い方は執念を感じさせるものだった。では今回はこのビッグマッチについて紐解いていこう。では仮にIHが下がっても中央の選手を釣り出すことができなかった場合はどうなるのか。そうするともちろんここのスペースが空く事になる。だからレスターはここで時間を作る事ができる。もちろん順を追って中央が空くので、ここを埋めるために逆CBとWBがスライドを行い、中央を埋める。このスライドさせる事がこそがWBがIHの脇に入る工夫の狙いで、一気に局面を変える準備が整う。ではいかにしてこのウルブスの守備を崩していたのか。まずアーセナルが行ったがこちら。このように両脇のCBがCFをマンマークするメリットはここにある。それが中央CBのダビド・ルイスがカバーポジションを取れる事、さらに両脇のCBの良さ、「潰す時の前の強さ」を発揮しつつ、弱点である「スペースの管理」を同時に解消できるからだ。結論から述べるとWBの背後のスペースだ。ここにボールを送られると一気に不利になっていいしまう。その理由が先ほども先述した両脇のCBに関係がある。前に強いこの2枚は、敗走させられる守備を苦手としている。しかもこの試合でここに抜け出すのはスピードのあるヴァーディーだった。だからここのスペースを使われるとピンチになっていた。前半の狙いは幅を作るCBコラシナツにボールを持たせてミスを誘うことだ。そのためにまずは2トップの一角がCBムスタフィを牽制できる立ち位置を取る。さらにもう片方のCFはボールホルダーにいつでもプレスに行けるポジションを取りながら中央への縦パスを消す。厄介なのが、CHのセバージョス。ボールを受けて捌いてを繰り返してリズムを作り出す彼を消すためにCHロチェルソがマークを行うことが多かった。さらにCBが広がったことでSBが1列高い位置にポジションを取れるようになる。
サッカーの映像編集ソフトについて質問です。サッカー番組やスポーツニュースなどのサッカーの映像で、選手をフォーカスするために足元に丸がついて、選手と一緒にその丸も移動するような映像編集をしたいのですが、AdobeのAfterEffectは高価すぎるので、もっと安価なソフトをご存知な … 先日MacBookを買いました。Macを買う人はだいたいプログラムを書いたり動画編集などをしてると思います。ですが、私はWeb閲覧、動画視聴などMacじゃなくてもできることしかしていません。これじゃMacを買った意味がないと私は思いました 4つのチームファンクションをそれぞれ定義づけられたチームタスクについて、達成度という視点で分析することで、自チームの展開するサッカーを客観的に適正に評価することができる。ここまでこの連載では、サッカーを分析すること、ゲーム分析をすることの意味や有益性、サッカーを主観ではなく客観で観ることの重要性についてオランダで活躍する白井裕之さんに聞いてきた。一見、複雑に見えるサッカーを分析するためには、サッカー自体をシンプルに捉える必要がある。1-4-3-3、1-4-4-2などノートに互いのチームオーガニゼーションを書き込み、そのかみ合わせを図示する。これが分析の第一歩になる。ノートに描かれるピッチの現況把握図によって、数的有利な場所や数的不利な場所、フリーになる選手の確認など、これから起こり得る事象を予め予測することができる。攻守の切り替えの選択肢については、それぞれのチームが自チームの戦略や戦術に従って選択を行う。今回紹介するのは、第一のフィルターとなるオランダサッカー協会が提案しているゲーム分析の基本方法だ。まず行わなければいけないのが、お互いのシステムの確認だ。日本ではシステムと呼ぶがオランダではチームタスクを実行するための「チームオーガニゼーション」という言葉で統一されている。攻守の切り替え(守備→攻撃)では、「ボールを奪い返した状況でチームとしてどう対処したのか」を確認し、「相手チームの守備が整う前に相手のゴールに進みチャンスを作り出す」ことと、「相手のゴールへは進まずにボールの保持を優先する」のどちらかを選択する。続けて白井さんは、「サッカーを科学的に分析するためには、こうしたフィルターを通して誰もが正しく分析を行うことが重要」だと教えてくれた。取材中、白井さんの話を聞いていて、以前耳にした「科学」の定義を思いだした。「科学とは客観性があって再現性があって、普遍性があるものだ」という話だ。分析対象が小学生でも高校生でも、プロの選手でも分析のためにやることはかわらない。分析をする人間が元プロ選手でも、サッカー経験者でも、未経験のお父さんコーチでも適切な分析と評価ができるようになる。白井さんにゲーム分析の手順を具体的に聞くに当たって、まず必要なものを挙げてもらおうと質問すると、しばらく考えたあとにこんな答えが返ってきた。レベルⅠの分析では、攻撃、攻守の切り替え(攻撃→守備)、守備、攻守の切り替え(守備→攻撃)の4つのチームファンクションに対して、それぞれのチームタスクを設定する。「ここまでお話ししてきたように、私が行っているゲーム分析の手法はとてもシンプルなものです。核となる理論さえ理解していれば、ノートとペンがあれば、誰でもいますぐに分析をはじめることができます」攻撃については、ボールを自陣から相手陣に進めてシュートチャンスを作り出すことを目的にした「ビルドアップ」と、それによって作り出されたシュートチャンスを得点につなげる目的、つまり「得点する」ことがチームタスクとして定義される。白井さんは、当連載でも再三話題に上っている、オランダサッカー協会が提唱するゲーム分析方法をベースに、独自の分析メソッドを構築している。この分析手法は、レベルが上がるに従い、フィールドの位置、目的、原則といった概念(フィルター)が加わり、より精緻な分析が可能になる。レベル分けされたフィルター分析はⅠから順に実践していくことができ、指導者の理解度に応じて使い分けることも可能だ。攻守の切り替え(攻撃→守備)では、まずボールを失った状況でチームとしてどう対処したのかを確認する必要がある。その上で、「即座に取り返すためにボールにプレッシャーをかける」もしくは「取り返しに行かずに下がって守備ブロックを作る」のどちらかを選択することになる。分析の重要性、有用性については、過去の連載を参照いただきたいが、では、白井さんはどのようにしてゲーム分析を行っているのか? 今回は、続々と新たな才能を生み続けるオランダの名門・アヤックスの17歳から19歳までのカテゴリで白井さんによって実際に行われている分析方法の一端を紹介する。(取材・文/大塚一樹)「レベルⅠとしているのは、オランダサッカー協会がすべての指導者に示している、もっともシンプルなサッカーの分析方法になります」守備も同様に、相手のビルドアップを妨害して、ボールを前に進めさせない「ビルドアップの妨害」と、相手のチャンスを阻止する「失点を防ぐ」ことの2つが定義づけられる。「レベルⅠのフィルター分析では、定義された項目の達成度、つまりできたか、できなかったかに焦点を絞って分析を行います」つまり、ヨーロッパトップレベルの育成現場でも、ゲーム分析に特別な道具は使っていないということだ。白井さんは、ゲーム分析に触れる指導者に、自分がサッカーを観る視点の前にレンズフィルターのようにして重ねていって欲しいと説明する。メガネに「サッカーがよく見えるレンズ」を順番に重ねていく様をイメージするとわかりやすい。「ただ漫然とゲームを観る、または主観だけを頼りにゲームやプレーを観ていると、サッカーはとても複雑に感じるでしょう。実際に、ボールが絶えず動き続け、多くのプレーの選択肢があり、しかも足でボールを扱うため予測不能なプレーも頻出するサッカーは複雑なゲームです」Copyright © 2020 E-3 Inc. all rights reserved.チームオーガニゼーションのかみ合わせチェックが終わったら次はいよいよ、白井さんの提唱する「フィルター分析」の出番だ。白井さんのフィルター分析をはじめとする手法は、サッカーを科学的に分析するアプローチに違いない。そのことを白井さんに伝えると、「まさにそのとおりです」と盛り上がった。白井さんの示す理論とは、これまで聞いてきたサッカーというゲームを分析するためのさまざまな基準のこと。指導者がそうした事実を前提として、目の前に起きているプレー現象を客観的に分析し、評価する。 指導者が使う分析用のPCソフト。LongoMatch・みなさんは何を使ってますか? 指導者が使う分析用のPCソフト。LongoMatch・みなさんは何を使ってますか? 吉廣 一仁 4359.
バスケット ボール ... Hudl社のソリューションは、20年にわたり世界中のスポーツ分析を支えてきたスポーツコードを中心に、撮影から共有まで、映像分析にまつわる全てのプロセスをサポートします。 より高度なソリューションを求める方はこちらから. ã§ã³ã¯ã20å¹´ã«ãããä¸çä¸ã®ã¹ãã¼ãåæãæ¯ãã¦ããã¹ãã¼ãã³ã¼ããä¸å¿ã«ãæ®å½±ããå ±æã¾ã§ãæ ååæã«ã¾ã¤ããå ¨ã¦ã®ããã»ã¹ããµãã¼ããã¾ããèªåãã¡ã§æ®å½±ãã試åããã¬ã¼ãã³ã°ã®ãããªãã¢ãããã¼ããããããã¼ã å å ±æãã¿ã°ä»ããå³ã®æãè¾¼ã¿ãã¹ã¿ããã¬ãã¼ããªã©ãå¿ è¦ãªãã®ã¯å ¨ã¦æã£ã¦ãã¾ãããæ°è»½ã«ãåãåããä¸ããã スタッフ BLOG・コラム. 03.24.2016.
TOP > コラム > ノートとペンがあればサッカーの観方が変わる! 「複雑なゲーム」をシンプルに観るための分析術【連載】The Soccer Analytics:第7回. カー連盟の公式試合(第35回中国大学サッカーリーグ2部、ならびに第36回中国大学サッ カー選手権兼総理大臣杯全日本大学サッカートーナメント大会中国地域予選大会)のうち、 得点が認められた8試合、全20ゴールとした。 2.
サッカーが「ながら見」できなくなる本。 得点したら喜び、失点したらだんまり。 試合に勝てばすべて良しで、負けが込んだら監督交代… そんな「サッカーの見方」では、現代サッカーに取り残される!? プロの監督から一ファンまで、「戦術的」な試合分析が大流行する昨今。