あとは単純に作品として銀河鉄道の夜が好きだから来ているという方も多かったようにみえました。宮沢賢治の銀河鉄道の夜、このドラマリーディングを聴くまでに何度も読み直しました。せめてCDででも聴けないかと思うくらい、でも、その時の、一瞬の声の朗読、それを心にとどめて大切にしようと終わったあとに感じる朗読劇でした。ジョバンニ役の石川由依さん、やはり旬の声優さんというか主役の役割は今人気の方になりそうです。実際に少年役のジョバンニの演技はぴったりでした。ほんとうのさいわいを探す旅、この物語の内容にぴったりの役柄だと思いました。しかもあの落ち着いた声で、ジョバンニ、カムパネルラに話しかける部分、伝える役目、諭すところ、私が座っている席からの角度がちょうど良かったのか良く表情がみえてちゃんと相手に対して視線を送りながら大切な場面は顔を見ながら話している。いつかの罪滅ぼしの行方、小説「ユリゴコロ」感想(ネタバレなし)人が子供を持つ意味を考える 小説「八日目の蝉」 感想 ネタバレありまた鳥捕りや姉カホル、弟タダシとかなりの役を一人でこなしましたがとても舞台慣れしているのかほんとに朗読劇というよりは、もうまさに舞台でした。声優さんのほんとの声の演技を聴けるこのコンセプトは素晴らしいなと思いました。長い文章となってしまいましたが、ここまで読んで頂きまして、ありがとうございました。その回に出演されている声優の方によって変わってくるのかもしれませんが、女性の方が多かった気がします。特にマーカーが引いてあったりはなく、物販で売られている台本と同じものを使用しているようでした。なるほど、夜空を飛んでいるイメージがありましたがそういう見方もできるかと。中島ヨシキさんはカムパネルラ役で少し控え目な役割、ジョバンニよりも落ち着いていて悟った感じの雰囲気がとても良かったです。このような補足の部分、自分で読んで、なお知れなかった他の角度での解釈、面白いなと感じました。とにかく目の前だったので近かったです。朗読劇なので台本を持ちながら話すのですが角度によってその中身の文字が見えるくらい近かったです。ここは最後の見せ場でもあって、でもこのような演出を観れて良かったと感じました。下手にうごくと演技してる方にも伝わるような距離感なので見ているこちら側が緊張してしまいます。タイムテーブルを見ると他の回も配役は変わるのですが、ジョバンニ役は今勢いのある声優の方が多いような気がしました。昔国語の時間に順番に本を読みましたが、もうそれの飛び切りすごいパターンというか、例えがおかしいかもしれませんが、感情も気持ちもこもった話し方なのでした。けっこう演者の方から舞台側の客席の景色や動きは見えると出演されている方が以前言っていたことがありました。下向きに話すときに真正面に声優さんがいると、見上げて顔を見てよいのか戸惑う感覚でした。泣きそうで視線をおとしていましたが最後の部分はこの目でみて、表情も含む演技を目に焼き付けるので必死でした。入場した時に聞こえていた鈴虫の鳴き声がとまり、時計の針の音が聞こえはじめ、その針の音がだんだんと大きくなります。そんなに練習の時間もないはずですがそのもののプロなのでやはり台本ありきでの演技はさすがに凄いと感じるばかりでした。そして過去の作品を聴けなかったのが少し心残りになるようなそんな素敵な作品でした。また作品の雰囲気の中で、武内駿輔さんが苦しい場面で良い味を出しており、灯台看守ですとか車掌さん、家庭教師の青年、カンパネルラの父などを演じて、気持ちの心象、解釈、手助けをしてくれる配役をしていたのが印象的でした。ジョバンニとカムパネルラの最後のやり取りがこの朗読劇のオリジナルだと思います。生のアフレコを目の前に緊張で視線をあげられないほど近い距離でした。幸いにもほぼ正面(すこし中央より右寄りでした)のいちばん前の席でした。読んだ小説の内容とは最後少し違う、オリジナルの解釈の部分や伝え方、真ん中に「天気輪」と思われる白い柱がある以外はあとは4つの白い椅子とも台座ともとれるオブジェのような置物。© 2020 晴れ色 かんがえごと All rights reserved.「こゝろ」ですとか聴いてみたかったのですが今まで行こうとしてなかなかいけませんでした。このドラマリーディングシリーズですが今までは夏目漱石をやっていたので気になっておりました。私は下田麻美さんが出演されているのが気になっていたのですが、一緒に、進撃の巨人のミカサ役の石川由依さんや武内俊輔さん、中島ヨシキさんが出演が共演されている回に行ってきました。ジョバンニがカムパネルラの死後の天井へ行く銀河鉄道でカムパネルラと旅をした中で、それをカムパネルラに語りかけるように、そしてジョバンニ自身にも語りかけるように「ほんとうのさいわいを探しにいく」とこの旅の答えを伝えてくれました。ところどころ、やはり涙をさそうポイントがあるのですがもう涙流してしまったら、涙を流したいがそれをこらえるのに精一杯でどこをみてよいのかわそらない・・・。席につくとまわりはほぼ暗い照明で、今の季節の虫の鳴き声が響いておりました。どちらが救われたか「この空の上で、いつまでも君を待っている」感想さだまった場所なんて無いのだろう「天国はまだ遠く」あらすじと感想小説を読んで、突然、ジョバンニとカムパネルラの別れが訪れて読んでいたものとしても寂しい気持ちがあったのですね。これは、本当の再会なのか、それとも、ジョバンニの心の中でのカムパネルラとの再会の描写なのか難しいところですが、演じている方にも見えてしまう距離なのでほんとにじっと、しんどい時は少し目をつむって涙を流すのをこらえておりました。なので、ここは演じている方の話している時の顔を見るというよりは足元をみて、素晴らしい声の演技、宮沢賢治の文章を耳で集中して聴くような感じで声を感じて演技を観ておりました。ザネリの意地悪な感じの演技からジョバンニの母役など病弱だけども子供を想う気持ちが良く伝わる話し方でした。長細い舞台を中央に前からと後ろから朗読劇をみるスタイルでした。銀河鉄道の夜の話にこのような季節の描写はないように感じましたが、まさしく今の季節、鈴虫の鳴き声でもう夜になってひんやりしている空気を演出しておりました。カンパネルラ「ほんとうのさいわいって、いったいなんなんだろう?」観にきていた客層の方は比較的若い方から中年の方まで年齢層は広いですが、あえて言うなら若い方の方が少し多いかなと思いました。このような朗読劇で声優の方の魅力がたくさんの方に伝われば嬉しいなと感じました。今回、はじめての鑑賞でしたが、やはり声が素晴らしです。好きな声優の方が出ているだけでも十分に行く価値もありますし、ただ、その文学作品が好きだから行くというのでも、もちろんかまいません。「星めぐりの歌」(作詞・作曲 宮沢賢治)アカペラの歌なども織り混ぜられて、作品全体のイメージの演出も凄かったですが、声だけでも、もう、本当に充分なくらいでした。ちなみにパンフレットの解釈部分で、構成・演出の深作健太さんが銀河鉄道の夜について、銀河鉄道が走っている場所は、天の川でもあり、賽の河原でもあり、河畔鉄道でもあると記載がありました。歪んだ愛の恐ろしさ・・・自分なのかもしれない「坂の途中の家」感想そして、今回はじめてドラマリーディングに行ってみたのですが、過去の作品も全て見れればという気持ちになりました。ジョバンニ「・・・・・・僕にはわからない。でも、僕はもう、どんな大きな暗の中だって、こわくない。きっとみんなの、ほんとうのさいわいをさがしに行く。どこまでだって行ける切符を、僕たちは持っているんだ。」
第五弾「銀河鉄道の夜」(参照リンク:声すぐ) 今回こちらを観てきました。 音 照明 声だけで演じる朗読劇でした。 席につくとまわりはほぼ暗い照明で、今の季節の虫の鳴き声が響いておりました。 10月中旬の今の季節にちょうど良い空間の雰囲気でした。 ・「想稿 銀河鉄道の夜」はアクタージュファンにオススメしたい!! 原作「銀河鉄道の夜」は、宮沢賢治氏が亡くなってから発見された童話で、人間の死と別れがテーマです。ちなみに青空文庫で無料で公開されています。 青空文庫「銀河鉄道の夜」 2020年9月19日(土)cs放送局・衛星劇場にて、『井上芳雄の「銀河鉄道の夜」』がテレビ初放送されることになった。 ミュージカルや舞台公演にとどまらず、ドラマなどでも活躍を続ける井上が、宮沢賢治の名作童話「銀河鉄道の夜」のリーディングにたった一人で挑む。 そして、この舞台を見た上で、アクタージュの「舞台俳優編」をもう一度読み返してほしい。そしてアクタージュの漫画内でも、主人公の「夜凪景」がカムパネラの役作りに悩むシーンがあります。ですが、原作「銀河鉄道の夜」を読んでも、アクタージュのキャラたちが、何に悩んでいるのかがつかめなかった・・・でも「想稿 銀河鉄道の夜」では上記の描写が、深堀りされて表現されていて、すごく好きな場面です。この作品は童話なのですが、とても哲学的な話です。話が深く同時に難解でもあり、作品自体が未完で終わっています。最後の結末は書かれておらず、エピローグも青空文庫では書かれていませんでした。そして、数々の伏線たちに気づいて、すごく切ない気持ちになりました。漫画のキャラクターたちが何をしようとしているのか、どういう想いを持っているのか、チケット予約は下記でもできるそうですが、twitterで当日券の募集もしていました。アクタージュファンで銀河鉄道の夜を観たことがないなら絶対に見たほうがいい!!公演日は10月10日(水)~10月14日(日) 千秋楽はチケット完売なので、残り二日間!!この舞台を見ると、今まで分からなかった部分がスッと入ってきます! 「銀河鉄道の夜」がインターネットで全文無料で読める! 「銀河鉄道の夜は、ページ数もそう多くなく、数時間もあれば読みきれるボリュームです。あらすじを読んで興味を持った人は、ぜひ銀河鉄道の夜の原作も読んでみてください。 オンラインリーディング公演 vol.3『銀河鉄道の夜』~p u b l i c∴g a r d e n! その幻想的な世界観や、物語に登場する詩的で美しい言葉の響きから、今もなお、SFやファンタジーなどの創作物に大きな影響を与えている作品です。題名は知っていても、話の内容は知らないという人のために、銀河鉄道の夜のあらすじを簡単にまとめました。一緒に旅をするカムパネルラは、自らの命を犠牲にして友人を救いました。この姿が、ジョバンニに生きる意味を気付かせるきっかけになります。さらに、ジョバンニにとって大きな孤独の原因であった父親が帰ってくるという知らせを受け、物語序盤では世の中に居場所のなかったジョバンニが、物語の最後では、生きる意味と自分の居場所を取り戻して、自分の家へと帰る姿が描かれています。カムパネルラの父親は、ジョバンニに、ジョバンニの父がもうすぐ帰ってくるという手紙が来たことを告げる。ジョバンニが、父からの知らせを持って母の元へ帰るところで物語は終わる。すると「銀河ステーション」というアナウンスとともにまぶしい光に包まれ、気が付くとカムパネルラとともに銀河鉄道に乗り込んでいた。「銀河鉄道の夜は、ページ数もそう多くなく、数時間もあれば読みきれるボリュームです。あらすじを読んで興味を持った人は、ぜひ銀河鉄道の夜の原作も読んでみてください。孤独で世界に居場所のない少年ジョバンニが、銀河鉄道の旅を通して、みんなの幸せのために尽くすことが生きる意味であると悟るまでを書いた、哲学的なストーリーです。2人は銀河鉄道に乗って、星を巡る旅を楽しみ、そこでさまざまな考えや生き方をする人々に出会う。そしてその瞬間、カムパネルラの言葉が何を意味していたのかを悟る。自分は死んでしまったけれど、友を救うという良いことをした。だからきっと、僕が死んでしまってもお母さんは許してくれるだろう…。カムパネルラが残したのは、「僕のお母さんは、僕を許してくれるだろうか。わからないけれど、誰だって本当によいことをしたら幸せなんだ。だから、きっとお母さんは僕を許してくれると思う。」という意味の言葉。夢から覚め、ひとり草むらで目を覚ましたジョバンニが町へ向かうと、カムパネルラが川に落ちたザネリを助けようとして溺れてしまい、行方不明になったことを知る。旅の終わり、2人は旅の途中で聞いた「本当の幸い」のために一緒に歩んでいこうと誓うが、カムパネルラは意味深な台詞を残して、いつの間にか姿を消してしまう。 『銀河鉄道の夜』 -新版-⇒一、午后の授業 ニ、活版所 三、家 四、ケンタウル祭の夜 五、天気輪の柱 六、銀河ステーション 七、北十字とプリオシン海岸 八、鳥を捕る人 九、ジョバンニの切符(前) ジョバンニの切符 (中) ジョバンニの切符(後) 宮沢賢治作品銀河鉄道の夜の朗読のページです。するとどこかで、ふしぎな声が、銀河ステーション、銀河ステーションと云う声がしたと思うといきなり眼の前が、ぱっと明るくなって、まるで億万の蛍烏賊の火を一ぺんに化石させて、そら中に沈めたという工合 底本:「新編 銀河鉄道の夜」新潮文庫、新潮社 1989(平成元)年6月15日発行 1994(平成6)年6月5日13刷 底本の親本:「新修宮沢賢治全集 第十二巻」筑摩書房 1980(昭和55)年1月 入力:中村隆生、野口英司 校正:野口英司 1997年10月28日公開 【あらすじ】 ジョバンニは星祭りの夜に旅に出る。 星々を巡る旅を。 目の前の席には、親友のカンパネルラ。 本当の幸いを探し。 銀河鉄道に乗って。 【オンラインリーディング公演とは】 朗読劇「銀河鉄道の夜」音楽制作のため昨年、宮澤賢治の故郷・岩手県花巻に向かいました。 薄暗い空の下、北上川の水の音を録音しながら、ぼんやりとイギリス海岸を見つめているとき、