『学習指導要領』における道徳の変遷 『学習指導要領』は概ね10年に1 回の割りで改訂されている。 1947年<教育基本法> 1) 1947年(昭和22年) 2) 1951年(昭和26年) ☆ 1955年(昭和30年) 3) 1958年(昭和33年) 4) 1968年(昭和43年)
道徳推進教師をを中心に,全教師が協力して道徳教育を展開する。 1 学習指導要領の変遷についての演習 演習1次の文の( )に入る適語を入れよ。 昭和22 年に初めて発行された学習指導要領は,( ① )という形で,社会科の創設な全体的に児 小学校学習指導要領 道徳編 1958年8月28日 文部省告示71号 36 第35項 小学校学習指導要領 1968年7月11日 文部省告示268号 32 第31項 小学校学習指導要領 1977年7月23日 文部省告示155号 28 第27項 小学校学習指導要領 1989年3月15日 文部省告示24号 22※ 第21項 第5次(平成10年(1998年))…生きる力、総合的な学習の時間の新設、情報科の新設オ→「小学校低学年に生活科を新設」から平成元年(1989年)の第4次の内容。エ→「時代の進展に対応した教育内容」などガンガン教えてやるという雰囲気から昭和43年(1968年)の第2次の内容。繰り返すが、並べ替えの問題は学習指導要領改訂の時期によく出題されるので、大きな流れとキーワードを押さえて確実に解答できるようにしておこう。法的拘束力を持つようになた昭和33年(1958年)からはじまり、学習指導要領は概ね10年に1回のペースで改訂が行われてきた。表にまとめると次のようになる。次の表をマスターすれば大抵の自治体の学習指導要領変遷問題は解ける。呉屋 秀樹(ゴヤ ヒデキ)。Goyaのイニシャルをとってネット上ではG先生(またはジー先生)という名前をよく使います。首里高校→琉球大学教育学部(数学教育専攻)→九州大学大学院数理学府(MMAコース)。大学院修了後、関東地方の公立学校で、7年ほど数学の先生をしていました。東京都・神奈川県・埼玉県の教員採用試験に合格経験あり。合計500万回以上再生されている数学系ch「式変形チャンネル」などのYouTubeチャンネルを運営。ネットを活用した教育など、新しい教育方法に興味をもっています。教員採用試験関係の各種お問い合わせは skyosai[a]gmail.com ([a]を@に変えてください)へ2017年度、小中高の新しい指導要領が発表された。このような時期は指導要領の変遷についての出題の可能性が高まるので是非対策をしておきたい。①S33 ②S43 ③S52 ④H1 ⑤H10 ⑥H20 ⑦H29以下、ちょっと補足。第1次から第3次は内容を拡充して行ったがやりすぎたのでちょと減らそうね、という流れである。ちょっと古い内容なので歴史的背景も踏まえて説明をしておく。第3次(昭和52年(1977年))…第2次であまりにも難しくなって”落ちこぼれ”などの問題から、「ゆとり」ある学校生活を実現(しようとした)。「ゆとり」という言葉がでるのはこの改訂から。「なぜそうなるのか」を大事にした教員採用試験の面接対策資料です。50問の質問・その回答例収録、8本の解説動画シリーズに連動。第6次(平成20年(2008年))…言語活動の充実、外国語活動の新設第2次(昭和43年(1967年))…ソ連の人工衛星の技術が米国よりも進んでいることに衝撃を受けた「スプートニク・ショック」により、教育内容が一気に増加・難化イ→「知・徳・体」というキーワードから昭和52年(1977年)の第3次の内容。(消去法でもわかる)ア→「文部大臣が公示するものと改め」、「道徳の時間を特設」から昭和33年(1958年)の第1次の内容。ウ→「総合的な学習の時間の新設」などから平成10年(1998年)の第5次の内容。第1次(昭和33年(1958年))…戦後すぐの教育が自由すぎて学力低下を招いたので、系統性を重視 道徳教育及び道徳の時間に関する経緯等について② 平成27年3月 小・中学校学習指導要領の一部改訂等(小学校は平成30年度、中学校は平成31年度より全面実施) 道徳の時間を「特別の教科道徳」として位置付け、多様で効果的な道徳教育の指導方法へと改善、
第二次世界大戦以前は「修身」という名で学校での道徳教育が行われていました。終戦後、GHQの民主化路線によって、極端な国家主義・軍国主義的だった修身は撤廃され、特定の道徳の時間はもたず、学校教育全体を通じて道徳教育が行われることになりました。内容においても、幸福や理想を目指して共同社会の一員として働く自覚をもたせ、普遍的な国際性をもった人格を形成しようとするものになり、戦前と戦後で道徳教 … 次期学習指導要領の改訂は、戦後8度めの改訂となります。これまでも、学習指導要領の内容は、社会の状況や学校をめぐるさまざまな課題・問題を受けて変化してきています。その変遷を簡単に追ってみましょう。 学習指導要領の変遷 2017年度、小中高の新しい指導要領が発表された。このような時期は指導要領の変遷についての出題の可能性が高まるので是非対策をしておきたい。 法的拘束力を持つようになた昭和33年(1958年)からはじまり、学習指導要領は概ね10年に1回のペースで改訂が行われてきた。 道徳推進教師をを中心に,全教師が協力して道徳教育を展開する。 1 学習指導要領の変遷についての演習 演習1次の文の( )に入る適語を入れよ。 昭和22 年に初めて発行された学習指導要領は,( ① )という形で,社会科の創設な全体的に児 1.特設「道徳」開設以降の「道徳」の 学習指導要領の変遷 2017年7月に小学校と中学校の新学習指導要 領が告示されたが,最大の変化は「道徳」の教科 化である。本論文では,「道徳科」の現状と課題 について論じることにしたい。 教育情報サイトは、幼児・小学生・中学生・高校生のニーズに合わせ、みなさまの学びをサポートします。道徳教育が「学校の教育活動全体を通じて行うもの」であり、道徳は各教科などで行われる道徳教育の要の時間として位置づけられていることは、今までと変わりありません。授業時間数も、小学1年生は年34時間、小学2年生~中学3年生は年35時間で、現状と同じです。第二次世界大戦以前は「修身」という名で学校での道徳教育が行われていました。終戦後、GHQの民主化路線によって、極端な国家主義・軍国主義的だった修身は撤廃され、特定の道徳の時間はもたず、学校教育全体を通じて道徳教育が行われることになりました。内容においても、幸福や理想を目指して共同社会の一員として働く自覚をもたせ、普遍的な国際性をもった人格を形成しようとするものになり、戦前と戦後で道徳教育は大きく変化しました。しかし、そのあり方が問われています。現在の道徳の時間は「教材を読むことに終始している」と、形骸化を指摘する声も少なくありません。それを踏まえ、今回の変更点では、問題解決や体験的な学習なども取り入れ「考え、議論する」道徳教育を目指しています。また、「何を知っているか」だけでなく「知っていることを使ってどのように社会・世界と関わり、よりよい人生を送るか」の資質・能力にまで引き上げることを目指すとしており、教師は今まで以上に多様な展開と指導方法の工夫が求められています。