スタンドアップ 映画 実話,
三菱商事 神戸大学 インスタ,
ミセン シーズン2 ドラマ,
エブリ カラー#トリートメント パープル 口コミ,
正午 AM PM,
搭乗 案内 電車,
ハロウィン 映画 1978 動画,
風船 液体窒素 重さ,
長妻 怜 央 Rの法則,
ゴールデンカムイ 最後の晩餐 海外の反応,
英語教室 大人 安い,
韓国 子役 ウジン,
Https Www Who Int Health Topics Tobacco Tab Tab_1,
ネイル グラマラス 西新井,
お の だ エジプト,
嘘 八 百 新宿,
科捜研の女 土門と マリコ,
同窓会 職業 ヒエラルキー,
パナソニック スタジアム 吹田 寄付,
三菱電機 CM 先進技術,
西八王子 事件 今日,
人に 言 われる と腹が立つ,
筋肉 細胞 再生,
仮説 意味 わかりやすく,
霧ヶ峰 CM 歴代,
つき しろ テラス,
工藤優作 有希子 馴れ初め,
コンテ ユベントス フォーメーション,
嘘八百 京町ロワイヤル 試写会 大阪,
ちゆ ち ー かわいい,
茨田高校 合格 発表,
ペプシ ケンタッキー 当たり,
三菱ふそう ローザ キャンピングカー,
アーシャ 意味 ロシア語,
進撃の巨人 12巻 ミカサ,
帰化 芸能人 一覧,
1 400 ミーティアユニット レビュー,
伊澤柾樹 事故 原因,
るるぶ 雑誌 値段,
チャンピオンズリーグ アンセム 楽譜,
さて、小学生作文の指導では他に「文章は適度に短くする」「文末は適度に変える」などもあります。一方、それほど、採用したいとは思えない学生であれば、かるく流す採用担当者が多いようです。無理に問い詰めたところで、その企業の心証を悪くするだけだからです。そのため、エントリーシートを学生が書こうとすると、非日常、つまり実績をどうしても書いてしまうのです。例:「時事問題など社会に広く関心を持つようにしている」と話すので、「5GとTPPについて話して」と聞くと、全く答えられなかった。私が文部科学省の作文指導ページを見せながら、「『でした』『ました』の繰り返しだと読みづらいから変えなきゃ」と伝えると、就活生の反応は様々。就活生自身にとって無関係な記事でも、文章をある程度読んでいないと文章力は伸びません。悪意がないまま、ウソを書いている学生は、中には優秀な学生、その企業に向いている学生がいる可能性もあります。はっきり言えば、ガクチカという項目においては文の構成を多少無視して経過だけを書くのでも十分、と私は考えます。実際、それで添削したエントリーシートで通過した、という報告も就活生からもらっていますし。そのため、学生は意識して日常がどうだったか、思い返す必要があります。「新聞などどうでもいい。広報解禁がもう迫っているのだから、手っ取り早いノウハウを教えろ」という就活生もいるでしょう。もちろん、それが構成につながるわけですが、特にガクチカ(学生時代に力を入れたこと)では実績を無理に書くことにつながってしまうのです。私がエントリーシートの添削をする際、大半の学生はエントリーシートの内容がしょぼすぎます。私は就活取材の一環として、学生のエントリーシートを無料で添削しています。就活をテーマに記事を書くようになって17年。確か2年目あたりで、ちょっと頭のいい(図々しいとも言う)が「石渡さんは文章を書いているのだから、僕のESも添削してくださいよ」と言ってきたことがきっかけ。面接を待つ就活生(写真はイメージ)。ウソを見破る方法は?(写真:アフロ)現在の書店に置いてある本だと、『凡人内定戦略』(武野光、KADOKAWA)シリーズ。落ちる就活生のパターン解説などが面白いところ。なぜこれを版元が絶版にしたのか、理解に苦しみます。詳しくはウイキペディアなりビジネス本なりを読んでいただくとして。これは高校生の調査ですが、この自己肯定感の低さは大学生になってもそう大きくは変わりません。こういうエントリーシートは、ウソを書いている可能性がやや高い、と言えます。大学キャリアセンターの一部、それから就職情報会社などが主催するエントリーシート講座の一部では、この経過を学生同士で出し合って、その内容を再評価する、という手法を取っています。私も大学や新聞社などからエントリーシート講座をご依頼いただくときはこの手法を採用しています。体育会の委員会活動です。大学1年生から2年間、体育会委員会に所属。2年生からは副委員長としてテニス講習会を担当しました。学生向けのテニス講習会は毎年8月に開催。4月から準備にかかります。例年、募集期間が試験期間と日程が重複したこともあり、参加者は低い水準にありました。そこで、試験期間後まで延長することによる募集方法を改善したのです。さらにテニス講習会に合わせてプロ選手を招聘するなど参加者にも楽しんでもらえる工夫をしました。募集方法の改善のために大学生協や旅行会社などと打ち合わせをする必要がありました。私は仲間と一緒になぜ変更する必要があって、変更後にどれだけ参加状況が改善するか、その資料を作成。打ち合わせを重ねることによって、理解を得ることができたのです。募集方法やプログラム内容の変更によって、参加申し込みは大きく増やすことに成功しました。(ここまで375字)この経験を社会に出てからも活かしたいです。(396字)面倒であっても新聞は頑張って読んで欲しいところ。見出しと1面だけなら1日10分、20分で読めるはず。就活生を悩ますエントリーシート。うまく書けるかどうかが分かれ道(写真はイメージ)(ペイレスイメージズ/アフロ)急に汗をかく、目が泳ぐ、視線を面接担当者と合わそうとしない、眉をしかめる、顔をやたらに障る、質問とは違う内容を答えようとする…。つまり、この本に書かれている面接テクニックをエントリーシートにも活かせば、勝率は間違いなく上がります。プレゼン大会に出場したことはウソではなく、面接担当者の評価が高いのもウソではありません。石渡「あのさあ、これホント?ファミレスの××(有名チェーン)でしょ?その一アルバイトに過ぎないあなたが、本当にキャラクターグッズをプレゼントする方策を考えた?」大きすぎるエピソードは本当であればディテールがきちんと描かれています。就活シーズンが本格化すると、就活生はエントリーシート(ES)を書いていくことになります。社会人の読者の方の感想は色々でしょうが、この学生のエントリーシート、ありがちな内容です。小学校作文の指導で受ける内容のうち、就活生がきっちり守れるのは、文章の構成です。起承転結ないし序破急ですね。これは大学でも指導しているせいか、ほとんどの学生ができています。「『でした』『ました』の繰り返しが良くない、と石渡さん言いますけど、内定学生の実例見たら、繰り返してましたよ」この構成をきっちり守る、あるいはPREP法の何がまずいのでしょうか。それは、どちらも最後にオチを付ける、という点にあります。しかし、企業からすれば、学生のPRポイントを信じて採用したところ、大したことはなく、がっかり。※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対してヤフー株式会社は一切の責任を負いません。このとき、「ES添削、1件5000円と出ているから、3000円にまけておこうか」くらい言えば良かったのですが、広い意味で取材になるから、と無料で受けたのが運の尽き。以降、年々増え続け、今では年300人くらいのESを添削しています。当の学生も内容の薄さを自覚しているのか、添削依頼をしてくる学生は、直接話す場合だと、それはそれは不安そうな表情を見せます。※質問等、受け付けています。著者メール(namio@eurus.dti.ne.jp)か、Twitter(@ishiwatarireiji)までご連絡ください。就活生はやたらと実績を書きたがります。文例だとテニス講習会の「前年比150%増加の参加申し込み」がそうですね。ところが、その学生の実績を読まされる採用担当者は毎年、ため息をつくことになります。社会人からすれば、参加者が増えようが売り上げが伸びようが「だから何?」で終わってしまいます。そこで妥協策として「この経験を社会に出てからも活かしたいです」(21字)を入れるように就活生には伝えています。実績重視だと、数日程度の話を学生はよく書きます。が、学生だけでなく人間の根幹を成すものは、期間が長いもの、と決まっています。「でした」「ました」の繰り返しを私が指導すると、「キャリアセンターの職員に相談したらこの書き方の方がいいと言われました」。個人面接が多くなる中盤だとどうでしょうか。もし、小さなウソ、かつ、欲しい学生であれば、一度、面接から離れて「本当はどう?」など深堀りしていって、「ウソは結局、ばれるからね」などと釘をさすパターンが多くあります。その大学の学内文書は小学生の作文以下なのかどうか、いずれ調査してみたいものです。実績についても「大きく増やすことに成功しました」くらいにしました。それぞれ細かく説明する前に、冒頭のガクチカ、学生からヒアリングをしたうえで私が改造例を作ってみました。『凡人内定戦略』は2012年、『凡人面接戦略』は2013年刊行なので、この2冊も入手困難かもしれません。就活初期段階でのESがあまりにもしょぼすぎて、毎年のことですが、愕然とします。本当はこんなくだらない文章を入れる余裕があるなら、その分だけ経過を書いた方がいいとは思うのですが…。では、就活生はエントリーシートを書く際、どんな点にこだわればいいでしょうか。「内容は盛るべき(嘘をつくべき)」「カラーペン・太字でわかりやすく」など何世代もの前のノウハウを最新情報であるかのように伝えるキャリアセンター・就職課もあります。平成もそろそろ終わろうかというこの頃、あまりに古いノウハウは燃えないゴミの日にでも捨ててみてはいかがでしょうか。原文では「前年比150%増加の参加申し込み」という実績を書いています。さらにその実績に基づいての自己PRや志望を書いています。例:「飲食店のホール責任者として来客者数増加策に着手。キャラクターグッズをプレゼントする方策を考案し、実現。その結果、来客者数が大幅に増加した」確かに内定学生のエントリーシートを見ていると、よくこれで通過したな、と思うものも多数。どちらが記憶に残りやすいか、と言えば、後者。これは学生だけでなく社会人も同じです。要するに、レポート提出をしても大学教員がちゃんと見ていない、と。ただし、この深堀り質問、あまりやりすぎると、ウソをついた学生が逆ギレで「あの企業は圧迫面接だった」などとSNSに書き込むことになります。小学生作文指導のうち、構成だけは就活生もきっちり覚えている、と先ほど指摘しました。これは小学生作文の指導だけではありません。学生の記憶力や文章力に問題があるのか、それとも小中高の国語教育に問題があるのか、そこはまた別の議論になるでしょう。付言すると、古いノウハウは大学キャリアセンター・就職課だけではありません。企業の採用担当者、就職情報会社、就活塾・メルマガ、就活関連メディア(の、それぞれ一部)も同様です。就活生はこの実績を長く書きたがります。が、企業が気にするのは経過。それであれば、この改造例のように経過を長く書くべきです。など、企業側は学生の行動資質を読み取ることができます。学生の方がわざわざ「相手の立場に配慮します」「単に思い付きだけでは行動しません」など自己PRを入れなくても、多少の読解力があれば採用担当者は読み取るはず。自己肯定感の低さは今の学生だけではありません。前の世代も前の前の世代も日本人の若者は自己肯定感が低い、と指摘されています。これは国際比較調査でも明らか。対策は「期間の長さ」「経過重視」「構成無視で読みやすさ重視」の3点です。大学生は入学前の小学校なり中学校なりで作文の授業を受けています。高校でも小論文の指導は受けているはず。あるいは、直接は聴いていなくてもネットにあふれる「エントリーシートは盛った方がいい」を真に受けて書いてしまうことが多々あります。面接のウソを見破る一番の方策が深掘り質問です。2~3回ほど「なんで?」「どうして?」「どうやった?」「そのとき、どう考えた?」など聞いていくと、ウソをついている学生は間違いなく、答えに詰まります。つまり、エントリーシートを書く際にはしょぼい実績をメインに書くのではなく、しょぼくても経過を書いていけば、採用ポイントに引っ掛かりやすくなるのです。例:急に汗をかく、目が泳ぐ、質問とは違う内容を答えようとする、などそのメディア論は一理なくもありません。が、社会人になるための基礎トレーニングができていない就活生が真に受けるのは危険すぎます。エントリーシートのマニュアル本には「ネタとなるものの期間の長短は無関係」としているものもあります。私は全くそうは思いません。「レポート提出は確かにある。が、そんな文章に手を入れるとか、そこまで丁寧にやってくれない」(経済学部)ただし、後述しますが、この構成をきっちり守りすぎることも、しょぼさにつながってはいます。ザルと言えば、大学キャリアセンター・就職課(の一部)も同じです。就活生のESがしょぼいのは、この作文のまずさだけではありません。背景にある理由としては7点あります。もちろん、中には基礎トレーニングなしに社会で成功する人もいますし、学生時代の基礎トレーニングをなかったことにして成功している社会人もいます。こうした社会人は「古臭いメディアの新聞など読む必要なし」と切って捨てがち。似たところだと、TOEICなど英語民間試験・資格の高得点を誇る学生に英語で話しかけると黙る、という例もありました。大学祭実行委員会であれば集客、アルバイトなら売り上げ増加などを実績として書くのです。もともと、この学生は体育会委員会の活動を2年間やった、と出しています。改造例ではさらにテニス講習会に関わった期間が長いこと(「8月に開催。4月から準備にかかります」)を示す文章を入れました。書類選考の段階であれば、その書類を適切に処分すればいいだけです。この改造例だと、「テニス選手を招聘するなどプログラム内容を変更」「生協や旅行会社と打ち合わせを重ねた」など原文には出てこなかった情報が出てきます。近年、採用担当者の間で「就活生のウソ」として警戒感が急に高まっているのが、プレゼン大会出場者です。例:「サークルの副部長として指導力を発揮~その結果、発表会では例年より150%増加となる2000人が来場」それから、ウソを見破った後はどうするべきかについてもまとめました。就活は大学入試と違い、総合評価で決まります。エントリーシートがしょぼかったとしても、他の部分で評価が高ければそれで内定を得ることもあります。ところが、就活生は「文章は適度に短くする」「文末は適度に変える」が全くできません。いかがでしょうか。付言しますと、この改造例を元に学生はさらに自分の言葉や経過を足して行きました。その後、この学生からは志望企業に内定した、との報告を貰っています。就活生からすれば、文章の構成やPREP法の影響で、最後に何か自己PRなどを入れたいところ。それ以上に、長文すぎて読みづらい。「付加価値」「150%増加」が書いた本人以外にわからない、などなどこれでどう評価するのか、読んだ採用担当者は頭を抱えるに違いありません。ところが、この内容の固有名詞をアルバイトなりサークルなりゼミなりに変えればどうでしょうか。あっと言う間に大半の学生のエントリーシートに当てはまってしまうのです。同書は新書史上、初めて袋とじを採用。約140ページは袋とじになっていて、書店でも立ち読みできません。こんな面倒な製本をしたのか、新書なのに価格は1100円(税別)と高め。「この体験から自主的に動くことの大切さをより深く理解することができました。御社でもこの企画力を発揮して、特に企画部門で頑張りたいと思います」「テニス講習会を開く」「試験期間と日程が被る」「参加者がなかなか集まらない」「なんとかしたいと常々考えた」「テニス講習だけでなく付加価値を付ける」「試験期間前だけではなく試験期間後も参加募集を受け付ける」「募集方法を改善して参加が増えた」と合計7点も入っていて、一文にしています。ここまで長文だと読むのがもう疲れて疲れて…。例:「リーダーシップ」がPRポイントだったので面接担当者が聞くと、リーダーだったとは思えない内容しか話せなかった。それを書けばいいのに、自己肯定感の低さや実績重視の誤解もあって、就活序盤ではなぜか書こうとしません。新卒採用、それも総合職採用をする企業の多くは学生のしょぼい実績など、全く気にしません。ところが、しょぼい実績であってもその経過がどうだったか、ここを重視しているのです。飲食店(ファミリーレストラン)のアルバイトだった学生が私に持ち込んだものです。書類選考落ちが続く、と言うので、見たところ、このエピソードがありました。が、ここで書かれている面接テクニック、経過重視という点ではここで書いた内容とほぼ同じ。ゼミに限らず、サークルやイベント運営など、エピソードの背景説明を長く書いてしまう学生は結構います。志望動機に自己PRを混ぜる手法を書いていて、実はこれもかなりの必殺技です。このプレゼン学生のウソを見破る方法は、やはり深堀り質問が一番です。特にプレゼンのテーマについて、どんな文献を調べたか、反対意見の文献はどれだけ読んでどう判断したか、などを聞いていくと有効です。プレゼンにきちんと取り組んだ学生であれば、反対意見の文献も調べています。一方、プレゼン学生は、数冊程度しか読まずにプレゼンを構成しようとしています。そのため、近年ではエントリーシート・履歴書だけでは判定せず、一次面接と合わせて判断する企業が増えてきました。日本の新卒採用は、ある程度の育成期間を経たうえで社員を育成していく手法です。この新卒採用・育成に様々な批判があることは事実ですが、一方で多くの企業が新卒採用を重視していることもまた事実。と、よく言われます。いやいやいや、あなたの話を元に経過重視で再構成しただけですよ。ただ、エントリーシートの段階では、学生がウソを書いているかどうか、判別しづらい点も多くあります。というのも、学生が直接会ったキャリアセンター職員・カウンセラーやOB訪問で会った社員などから「エントリーシートは盛った方がいい(ウソを書いた方がいい)」という指導をすることがあります。合同面接が多い初期選考の段階だと、他の学生にも質問する必要があります。そのため、無理に問い詰める必然性もなければその余裕もありません。いずれにしても、就活生の記憶から作文指導がキレイに抜け落ちていることは確かです。できるだけ長いもの、短くても3~4か月のものをネタにしていくといいでしょう。ただ、どうしても自己PR的なオチを入れたい、という就活生が多いのも事実。挙げ句、採用担当者が他部署から「今年の人事は何をやっているんだ。あんな外れ人材を採用するなんて」などと怒られることになります。毎年テニス講習会を学生向けに開くのですが、試験期間と日程が被ったこともあり、参加者がなかなか集まらないという状況がずっと続いており、それをなんとかしたいと常々考えていましたので、テニス講習だけでなく付加価値を付けることによって内容をより良くするだけでなく、試験期間前ではなく試験期間後もしばらく参加募集を受け付けるなど募集方法も大きく改善した結果、前年比150%増加の参加申し込みを得ることができました。例:「ゼミでは女性キャリアの変遷について研究しました。総合職は男女雇用機会均等法で(以下、説明が続く)。私は聞き取り調査から卒業論文を執筆予定です」プレゼン学生を採用して外れだった、と嘆く採用担当者の言を紹介します。たとえて言うなら、ジョギングをろくにしないで、フルマラソンに出場しようとしているも同然です。仮に、読み取れない企業があったとすれば、その企業は就活生のあなたには向いていない企業です。こういう就活生は多いです。それでも自信のある学生や正しいノウハウを身につけている学生であれば、実績・成果だけでなく、経過を丁寧に書こうとします。プレゼン大会は各団体・大学が実施するようになっています。その全て、とは言いませんが参加学生の相当数がプレゼン手法をマニュアルでどうにかしようとしてしまいます。一方、ウソ・盛るをメインで書く学生は実績・成果を中心に書こうとします。その結果、採用担当者には検証しづらい数字を列記します。が、経過重視のガクチカであれば不要。ということで自己PRや志望はばっさり削除。「大規模なプレゼン大会で好成績だった学生がいた。話し方も堂々としているし、面接担当者の評価も抜群。最終選考でも役員が大絶賛。で内定を出して入社。ところが指示したことしかできない、外れ人材だった。あとで調べると、その大学のゼミでプレゼン手法のノウハウを全部共有。プレゼン慣れしていない学生が多い大会なら、好成績を残すのも当然。そのプレゼンも『ゼミの先生が教えてくれたから』『前年の先輩がそれでうまく行ったから』という理由でやっているだけ。自分の頭で考えていない。以降、プレゼン学生は違う意味で就活生のウソと捉えるようになった」この文例を読んだ就活生の読者の方は「あ、自分と同じだ」と青ざめているはず。大丈夫、最後まで読んだらちゃんとどう変えたらいいか、ポイントも伝授しますから。確かに一部のベンチャー企業を中心に、即戦力重視の企業があることは事実です。ただ、そうした企業は新卒採用をやっていても、いわゆる専門職採用。多くの学生が該当するであろう、総合職採用ではありません。文書なら「御社」ではなく「貴社」だろう、というツッコミもあるでしょう。冒頭の例だと「聞き取り調査」で何をどう苦労したかが、採用担当者の知りたいところ。研究内容は「女性キャリアの変遷」だろうが「万葉集」だろうが「戦前の政党政治」だろうが、何でもいいはず。資格だと「どんなテキストを使いましたか?」「どの部分が勉強で大変だった?」なども有効。どうも就活生の多くは「今の企業は即戦力重視だから実績を書かないと」と勝手に誤解している様子。ちょっと考えれば、学生アルバイトにそう大きな権限など与えられません。が、エントリーシートでは学生の権限を越えた実績・成果が飛び交います。その典型が冒頭の例。私が大学時代に頑張ったことは委員会活動でした。大学1年生から2年間、体育会委員会に所属し、2年生からは副委員長として仕事をしていたのですが、前年度の委員会がしたことをそのまま引き継ぐのではなく、せっかくの機会だからと考えて自分達で考え行動することを意識しました。毎年テニス講習会を学生向けに開くのですが、試験期間と日程が被ったこともあり、参加者がなかなか集まらないという状況がずっと続いており、それをなんとかしたいと常々考えていましたので、テニス講習だけでなく付加価値を付けることによって内容をより良くするだけでなく、試験期間前ではなく試験期間後もしばらく参加募集を受け付けるなど募集方法も大きく改善した結果、前年比150%増加の参加申し込みを得ることができました。この体験から自主的に動くことの大切さをより深く理解することができました。御社でもこの企画力を発揮して、特に企画部門で頑張りたいと思います。(400字)1975年札幌生まれ。北嶺高校、東洋大学社会学部卒業。編集プロダクションなどを経て2003年から現職。扱うテーマは大学を含む教育、ならびに就職・キャリアなど。2018年は肩書によるものか、バイキング、ひるおびなどテレビ出演が急増。ボランティアベースで就活生のエントリーシート添削も実施中。主な著書に『大学の学部図鑑』(ソフトバンククリエイティブ)『キレイゴトぬきの就活論』(新潮新書)『女子学生はなぜ就活に騙されるのか』(朝日新書)など累計28冊・55万部。