美しい古語や季語、日本語の古い言葉には美しい響きがあります。四季折々豊かな気候に恵まれた土地ならではの豊かさがあるので、ぜひ日本にいるなら覚えておきたいところです。今回は美しい古語や古い言葉、季語などについてご紹介していきたいと思います。 時間帯(朝・昼・夜) の表現の一覧 夕日・西日. 夜更かし. 晴れ・曇り. 美しい日本語の古い言葉・天気⑧は、斑雪(はだれゆき)です。地面に斑に降り積もった雪を表現する言葉です。冬の寒い日に雪がまだ振り出したばかりの情景を思い浮かべることができます。美しい日本語の古い言葉・季節⑩は、山眠る(やまねむる)です。冬になり、紅葉を終え葉を落とした山は、静かに眠ったようになります。シンとした冬の山の景色を表現するときに使われる俳句の季語です。美しい日本語の古い言葉・天気⑥は、青嵐(せいらん)の響きです。夏の青々とした季節に少し強く吹く風を表現した、俳句の季語です。別名夏嵐ともいいます。夏のころ、ざあっと木々を揺らす音をたてて吹き抜けていく風をイメージできる言葉です。美しい日本語の古い言葉・動植物⑧は、花逍遥(はなしょうよう)です。花が咲き誇っている中をつづら歩くことをいいます。梅や桜が咲き誇っている中、花を楽しみながらのんびりと散歩を楽しむ情景が思い浮かびます。美しい日本語の古い言葉・時間①は、白白明け(しらしらあけ)です。朝、夜明け前に暗かった周囲がうっすらと白く明るくなっていく様子を表しています。早朝、夜明け前の時間帯をあらわすときに使われる表現です。また、下記の記事は日本語のかっこいい言い回しについて書かれた記事です。日本語のかっこいい言い回しについて興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。美しい日本語の古い言葉や古語・天気②は、初明かり(はつあかり)です。元旦の日の出前のぼんやりした明るい空を表現した言葉で、1年で一番最初の夜明けごろを表現しています。美しい日本語の古い言葉や古語・天気①は、澄清(ちょうせい)です。空が澄み渡って、清々しい様子をあらわす言葉で、天気が良くて気持ちが良いさまを表現しています。美しい日本語の古い言葉・動植物⑤は、花影(かえい)です。光が花にあたって、花の影ができるさまを表現しています。美しい花はそのまま見ても美しいですが、影を眺めてもまた美しいものです。美しい日本語の古い言葉や古語・季節⑨は、露時雨(つゆしぐれ)です。秋の野原には草露がたくさんおりてきています。その野原を歩くと、露で足元がぐっしょりと濡れてしまう、そんな様子を表現した言葉です。美しい日本語の古い言葉・時間②は、彼は誰れ時(あれはたれどき)です。別名黄昏時ともいいます。ちょっと離れたところにいる人がそろそろ暗くて判別できなくなってくる時間帯を表す言葉です。美しい日本語の古い言葉・時間⑧は、終日(ひねもす)です。終日という漢字のとおり、1日じゅうという意味です。1日じゅうなにかをしているといったときに、終日(ひねもす)~をするといったかたちで使われる言葉です。きれいな大和言葉の熟語に、「山紫水明(さんしすいめい)」という言葉の響きがあります。山紫水明とは、自然の状態が美しい様子を指す言葉です。美しい山の風景や、そこを流れる清らかな水、そして滝などを表現しています。美しい日本語の古い言葉や古語・天気③は、菊日和(きくびより)です。菊は秋に咲く花で、菊日和とは菊を見物するのに一番良い日であることをあらわす言葉です。秋に晴れ渡った空の下で、菊を鑑賞する様子を表現しています。美しい日本語の古い言葉・動植物①は、寒椿(かんつばき)です。寒い時期に花をつける椿を美しく表現した言葉です。寒い季節に、赤い椿が椿の木々に咲いているさまを思い浮かべることができます。雪が降り積もっている景観が浮かぶこともあるでしょう。美しい日本語の古い言葉・天気⑨は、雪気(ゆきげ)です。空がどんよりと鼠色で、空気もとても冷たく、いまにも雪が振り出しそうな雰囲気を表現しています。もうすぐ雪が降りそうなときに使う表現です。また、下記の記事はいとおかしなどの古文の意味について書かれた記事です。古文の言い回しについて興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。古文の枕草子を使った勉強方法も紹介されています。美しい日本語の古い言葉・動植物②は、花冷え(はなびえ)です。桜が咲く季節に、寒さが戻ってくることを指します。桜が咲いているのに、気温がまた3月ごろの肌寒い気候になる様子です。花冷えになると桜が少し長持ちしますね。雪の種類と名前|降り方ごとの表現や結晶の別名や異称や別の言い方は?美しい日本語の古い言葉・時間③は、雀色時(すずめいろどき)です。茶色い雀の羽の色と夕暮れ時の空の色をなぞらえて、夕暮れ時をあらわします。雀色の空といえば、夕暮れ時の空を指す言葉です。美しい日本語の古い言葉・天気⑩は、時雨(しぐれ)です。冬の寒い時期にぱらぱらっと降る雨のことを指しています。木枯らしが吹く寒い季節にどんよりと曇った空から、ちょっとだけ雨が降り出した光景を思い浮かべることができます。かっこいい日本語の単語24選 | 難しい熟語や難しい古い言葉の意味は?美しい日本語の古い言葉・動植物⑩は、猫の恋の響きです。猫は春に恋をする動物です。春になると発情期の声が響くので、春が来たなと思います。猫のうなるような声が聞こえるかのような言葉です。美しい古語や季語、日本語の古い言葉には美しい響きがあります。四季折々豊かな気候に恵まれた土地ならではの豊かさがあるので、ぜひ日本にいるなら覚えておきたいところです。今回は美しい古語や古い言葉、季語などについてご紹介していきたいと思います。美しい日本語の古い言葉や古語・季節②は、山笑う(やまわらう)です。俳句の春の季語で、山に花が咲き誇っている様子をあらわしています。山の花が咲き乱れ、まるで笑っているように華やいでいる様子を表現するときに使う言葉です。美しい日本語の古い言葉・動植物④は、落ち椿(おちつばき)です。冬の庭園のところどころに、あざやかな赤い花ごと落ちた椿の、しかしところどころ茶色くなった花が落ちているさまを表現しています。美しい日本語の古い言葉や古語・天気④は、星合いの空(ほしあいのそら)です。星合いの空とは、七夕の日の空のことを指します。天の川が満点の星をたたえて輝いているさまを思い浮かべることができる言葉です。美しい日本語の古い言葉や古語・季節③は、清明(せいめい)です。こちらも二十四節季のひとつで、4月5日から4月19日ごろの若葉が生い茂る清々しい季節のことを指します。何もかも美しく見える季節で、このころがお花見に一番よいとされている季節です。また、下記の記事はかっこいい日本語の単語について書かれた記事です。かっこいい日本語の単語について興味がある方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。難しい熟語や古語の意味についても紹介されています。美しい日本語の古い言葉・動植物⑨は、鶴帰る(つるかえる)です。寒い季節を日本で過ごした鶴が、春になると北方へ飛び立つ様子をあらわした、俳句の春の季語です。鶴が湖から飛び立っていく様子を想像することができます。美しい日本語の古い言葉や古語・季節⑤は、立夏(りっか)です。こちらも二十四節季の言葉で、5月5日から5月19日ごろまでの期間を指します。ちょうど田植えが始まるころで、夏の始まりとされている季節です。Copyright 2020 BELCY All Rights Reserved.美しい日本語の古い言葉・時間④は、小夜(さよ)です。日が落ちて、辺りが群青色から紺色に代わる時間帯のことを指します。夜間ではあるものの深夜ではない、そんな時間です。まだ人が往来をいくらか通っている時間帯の夜の風景を想像できます。美しい日本語の古い言葉・動植物⑦は、列列椿(つらつらつばき)です。椿がつらつらと椿の生垣に花を咲かせている光景を思い浮かべることができます。椿がたくさん咲き誇っている様子を表現した言葉です。感情表現が苦手な人の特徴・心理・改善方法は?感情を出す方法を徹底解説!美しい日本語の古い言葉・時間⑨、朝月夜(あさづきよ)です。朝月夜とは、明け方まで空に残っている月を表現する言葉です。朝方夜明けの時間ごろ、うっすらと青白い空に、白い月が浮かんでいる光景を思い浮かべることができます。かっこいい夜をあらわす大和言葉の熟語は「暮色蒼然(ぼしょくそうぜん)」です。日が落ちて、あたりが薄暗くなっていく様子をあらわしています。ゆっくりと日が落ちて、夕暮れの空の色が変化していく様子を思い浮かべることができる響きの言葉です。美しい日本語の古い言葉・時間⑦は、東雲(しののめ)です。東雲とは、日がのぼる前の茜色に明るくなった空の様子をあらわします。東側の雲が夜明け前の幻想的な色になっていく情景を思い浮かべることができる言葉です。美しい日本語の古い言葉・時間⑤は、晦日(つごもり)です。晦日とは毎月の末日のことを指します。1年の最終日のことを大晦日(おおみそか)といいますが、月の場合は「つごもり」と呼ぶようです。美しい日本語の古い言葉・動植物⑥は、早梅(そうばい)です。早梅とは早咲きの梅を指す言葉です。まだ寒さ厳しい真冬に早咲きの梅が楚々と咲いている光景を思い浮かべることができます。美しい日本語の古い言葉や古語・季節④は、青梅雨(あおつゆ)です。梅雨のころ緑がいっせいに茂る様子をあらわした日本語で、緑一面の景色に梅雨の雨が降り続ける情景をあらわします。美しい日本語の古い言葉・天気⑤は、雨注ぎ(あまそそぎ)です。雨だれのことを表した言葉です。傘や屋根からぽたぽたと垂れてくる雨のしずくを思い浮かべることができます。二十四節季とは1年を24の時期に分けたものです。雨水はだいたい2月19日ごろを指し、次の啓蟄までの期間を指します。また、下記の記事は感情表現が豊かになる方法について書かれた記事です。感情表現を豊かにしたい方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。また、苦手克服や練習に役立つ言葉も紹介されています。美しい日本語の古い言葉や古語・季節⑧は、虫時雨(むししぐれ)の響きです。秋の季語で、野原に一歩踏み出すと虫の声があちこちから聞こえて、虫の声の洪水を浴びているような様子を表現しています。美しい日本語の古い言葉・時間⑩は、夜もすがら(よもすがら)です。夜もすがらとは、一晩中という意味で一晩中~をしているという表現をするときに使われます。また、下記の記事は雪の種類と名前について書かれた記事です。雪の種類と名前についても知りたい方は、下記の記事もあわせて読んでみてください。降り方の表現、雪の結晶の別名なども紹介されています。美しい日本語の古い言葉・動植物③は、桜花(おうか)です。日本の春の花といえば、やはり桜です。桜を美しく表現する言葉として、桜花という言葉があります。美しい日本語の古い言葉や古語・季節⑦は、山粧う(やまよそおう)です。山の木々が紅葉し、色とりどりに装うさまを表現した俳句の季語です。秋の紅葉の見事さを表現するときに使われます。美しい日本語の古い言葉・時間⑥は、玉響(たまゆら)の響きです。玉響とは、勾玉同士が触れ合って音をたてるほんの一瞬の間のことを指します。ほんの一時のことをあらわすときに使う言葉です。美しい日本語の古い言葉や古語・季節①は雨水(うすい)です。二十四節季のひとつで、雪から雨に変わるころの雨を指します。雪は降らなくなったとはいえ、まだ寒い時期の雨なので冷たい季節感を伝えるときに使えます。日本の古語には美しい表現や言葉、熟語、響きが良い季語がたくさん残っています。日本の四季折々の豊かな情景を思い浮かべることができるような素敵な言葉がたくさんあるので、これらの言葉を知っておくとより豊かな表現力を身に着けることができるでしょう。美しい日本語の古い言葉・天気⑦は、野分(のわき)です。野分とは台風のことを指し、野原をかきわけて吹く風の様子を表現しています。夏の台風というより、秋の台風をあらわすときによく使われます。美しい日本語の古い言葉や古語・季節⑥は、白露(はくろ)です。二十四節季のひとつで、9月8日ごろから9月22日ごろまでの期間を指します。植物に白い露がつくさまを表現した言葉ですが、まだまだ暑さが残る時期です。
夜空. 朝嵐 ―あさあらし― 朝吹く強い風。 悪風 ―あくふう― 害をもたらす風。暴風。 神風 ―かみかぜ― 神が吹き起こすという風。 特に、元寇の際に吹いた激しい風を指すそうです。 業風 ―ごうふう― 地獄で吹くという大暴風。 夜明け. 悩んでいる時、前を向きたい時、気合いを入れたい時_。同じような経験をした方々の言葉が背中を押してくれるかもしれません。朝起きたベットの中で、トーストが焼けるのを待つ時、通勤電車の中で…一日のはじまりに、素敵な […] 閑散期. 朝日・朝の光.