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人狼ゲーム ビーストサイド(2014)の映画情報。評価レビュー 355件、映画館、動画予告編、ネタバレ感想、出演:土屋太鳳 他。ヨーロッパを起源とし、日本でもテレビや小説などで評判の心理戦「人狼ゲーム」を映画化したシチュエーションサスペンス第2弾。 映画「人狼ゲーム ビーストサイド」は、土屋太鳳主演、熊坂出監督の2014年の日本映画です。この映画「人狼ゲーム ビーストサイド」のネタバレ、あらすじや最後ラスト、結末、見所について紹介します。2013年の映画「人狼ゲーム」の続編ですが、内容 <キャスト>土屋太鳳…横山由佳森川葵…宗像美海青山美郷…萬田麗子藤原季節…平一也加藤諒…小曾根正則<スタッフ>製作総指揮:吉田尚剛監督:熊坂出脚本:山咲藍原作:川上亮(アミューズメントメディア総合学院 AMG出版/竹書房文庫) エグゼクティブプロデューサー:永森裕二 プロデューサー:平体雄二/飯塚達介/宮田幸太郎

揉める二人、それを止める周囲で荒れる話し合いを沈めたのは柳川(國島直希)でした。彼曰く、付き合っている亜希子(小野花梨)から自分が人狼であるとの告白をうけた、と言うのです。疑問に思いながら彼の部屋に入った由佳(土屋太凰)の目の前には、ベッドに横になって眠っている藤堂(桜田通)の姿が。その中には生き生きとした由佳(土屋太凰)の絵が描かれていました。そこには由佳(土屋太凰)と共に瞳(佐久間由衣)を指さす美海(佐久間由衣)の姿が。しかし初日はルールがよく分かっていなかった為誰の事も予言していない、と。こうして由佳(土屋太凰)の策略通り、平良(藤原季節)は投票により人狼に選ばれ建物から身を投げる形で命を絶ちました。そこで柳川(國島直希)は、建物から外に出てはならない、のルールを逆手に取るようにして玄関先へと全員で移動しました。共有者を名乗っていた亜希子(小野花梨)亡き今、平良(藤原季節)の言葉を信じる者は誰もいないのでした。夜が明けて、部屋から出てきた美海(森川葵)のもとへ飛んでいく由佳(土屋太凰)は、自分が用心棒である、昨夜は瞳(佐久間由衣)の襲撃からあなたを守ったんだ、と伝えるのでした。間抜けとも言える寝顔を晒しながら眠る藤堂(桜田通)を、由佳(土屋太凰)は鉛筆で刺して殺してしまうのでした。用心棒が誰かを守っている部屋には鍵が掛かるようになっているのです。往生際悪く逃げ回るも、用意されていた拳銃で命を落とす伊勢(育之助)。自分を人狼だと認めたうえで取引を提案しますが、その提案には村人側に対するメリットが脆弱だったため、夜八時の投票で人狼だと選ばれてしまいました。彼はにこやかな表情で自分を人狼だと指名してほしい、と言い出したのです。驚いて亜希子(小野花梨)の部屋に向かった由佳(土屋太凰)たちの目の前には、平良(藤原季節)に抱えられた血まみれの小曽根(加藤諒)の姿が…。いつの間にか服に忍ばされていたカードにより、一人一人に役割が与えられました。しかし、何故か藤堂(桜田通)の部屋は鍵が掛かっていませんでした。しかし、このゲームを遊びだと思っている彼はそんな萬田(青山美郷)を笑顔で宥め、彼女以外全員からの使命を得て人狼だと確定されてしまいます。凶器になりうる刃物を探し回る彼女は、片隅で動こうとしない萬田(青山美郷)にも探すよう声をかけます。そんな慌ただしい雰囲気の中、藤堂(桜田通)は自分が預言者だと言い出します。そんな萬田(青山美郷)に対し、由佳(土屋太凰)は、もう一人の人狼を教えて、と迫りますが、涙を流しながらも笑顔の萬田(青山美郷)はきっぱりとそれを断ります。そこへ起きてきた瞳(佐久間由衣)は、当然自分は人狼ではないと抵抗します。ブラブラと歩きながら自作の歌を口ずさみ、抱えている遺品の数々を放り投げつつ歩く由佳(土屋太凰)の姿、それがこの物語のラストシーンです。そんな彼女に小曽根(加藤諒)は真っ青な顔して、自分は予言屋だと嘘をついた、本物は萬田(青山美郷)だと言い残し息を引き取ったのでした。獣のような方向を上げて泣き叫ぶ萬田(青山美郷)の心配は事実のものとなってしまったのです。やってみなくちゃ分からない、そういって抵抗する瞳(佐久間由衣)でしたが、由佳(土屋太凰)と美海(森川葵)によって首を絞められ死んでしまうのでした。テレビの説明によれば、毎晩話し合って投票により人狼を一人決めて殺す事、人狼は毎晩一人村人を殺す事、建物から外には出ない事、他人のカードは見ない事、などのルールがあるようです。人狼ゲーム、については全く予備知識なしで見たのですが、その点についてはあまり問題ありません。咄嗟に目を伏せてカードを見ないというルールを守る由佳(土屋太凰)たち。集中していないと話が分からなくなる適度な複雑さと、魂を削るような役者さんたちの熱演に目が離せなくなりました。美海(森川葵)の部屋からは、彼女がいつもイラストを描いていたノートを回収。突然の説明文に動揺する者、怯える者、ヘラヘラと信用していない者、様々な反応を見せながら訪れた第一夜。部屋に戻り、これまでに死んだメンバーの順番を思い出しながら自分が用心棒であるというシナリオを必死で考えます。由佳(土屋太凰)は柳川(國島直希)の靴を遺品として回収し、萬田(青山美郷)は放心状態、そんな状況で藤堂(桜田通)が衝撃的な発言をします。撮り方が【ブレアヴィッチ・プロジェクト】タイプとでもいうか、登場人物として自分がその場にいるような臨場感のある撮り方で、それがとても良かったです。大声を上げようと抵抗する亜希子(小野花梨)を萬田(青山美郷)が押さえつけ、由佳(土屋太凰)が何度も何度も刺してやっと絶命したのでした。前にはなかったルールに戸惑う由佳(土屋太凰)を、室内で人狼が来たことを察知した小曽根(加藤諒)が騒ぎ出し余計に焦らせます。それでも笑顔のままの柳川(國島直希)は、すがりつく萬田(青山美郷)と彼女を抱き止める由佳(土屋太凰)の目の前で建物から一歩足を踏み出した瞬間、血しぶきを上げて倒れてしまいました。そこで急に美海(森川葵)が、人狼は萬田(青山美郷)だと疑い始めます。無造作に置かれた物のように寝転がっていた登場人物たちはやがて目を覚ます―――今夜自分は由佳(土屋太凰)を占う、用心棒が生きていたら今夜は俺を守ってほしい、と。その上、人狼を自分に選ばせてほしい、と言い出し何の根拠もなく藤堂(桜田通)を指名します。彼は亜希子(小野花梨)に刺さった包丁を使って自殺を図ったのです。由佳(土屋太凰)は亡くなったメンバー全員の遺品を集めて回ります。初めての人狼ゲームだから要領が掴めなかった、と言う嘘をあっさり見破られてしまった由佳(土屋太凰)は、観念したように告白します。そんな状況で、由佳(土屋太凰)は美海(森川葵)の部屋へ向かいました。翌日、2人で相談しようと萬田(青山美郷)との待ち合わせ場所に向かった由佳(土屋太凰)でしたが、そんな彼女の前を何人かのメンバーが通り過ぎていきます。小曽根(加藤諒)に呼ばれ、そのメンバーに付いて行った由佳(土屋太凰)たちに、そこで伊勢(育之助)が話し始めました。それが勝手に動き始め、彼らは自分たちが『人狼ゲーム』に強制参加させられたことを知ったのです。ところが小曽根(加藤諒)の部屋には鍵がかかっていて開きません。虫の息とはいえまだ生きている小曽根(加藤諒)の為に医薬品を取りに走る萬田(青山美郷)と藤堂(桜田通)。小曽根(加藤諒)に続き亜希子(小野花梨)まで騒ぎ出した所で萬田(青山美郷)が機転を利かせ、彼女は自室へと舞い戻り、さも自分も襲われたように騒ぎ出すのでした。こうして萬田(青山美郷)がいなくなり、人狼は由佳(土屋太凰)だけになってしまったのでした。しらばっくれる伊勢(育之助)を見て、自分が妊娠したから面倒くさくなったんだろう、と衝撃発言を投下。都市伝説だと思われていたゲームに退屈しのぎ、想い出作り、といった軽いテンションで参加した藤堂(桜田通)たちに怒りをぶつける由佳(土屋太凰)でしたが、この後は人狼に村人が狩られる夜が待ち受けています。女一人で男は殺せない、そう抵抗する彼女でしたが、美海(森川葵)もまた、由佳(土屋太凰)ならできると思う、と言い出しこのままでは終わりか、と思われた瞬間大人しかった瞳(佐久間由衣)が、女一人では無理だと思う、と由佳(土屋太凰)の味方をするのでした。いくつかの理由を述べる美海(森川葵)でしたが、もちろん萬田(青山美郷)は認めません。もう一人の人狼を教えて、と相棒でもある土屋さんに聞かれたシーンの表情は、とっても自然なのに想いの深さまで表現されていて忘れられません。村人を全員殺す、もしくは人狼と同等数しか残っていない状況にすれば人狼の勝ち、人狼を2人とも殺せば村人の勝ち、勝負が決まるまで終わらない殺戮の日々がここに始まるのでした。ところどころ、ゲームで割り振られたキャラのルールが把握しきれず分かりにくかった部分もありましたが、しかしそういった面においても視聴者が自分で考えて自分なりの答えを出す楽しみが余白としてあるような気がしました。2人の姿を見た亜希子(小野花梨)は、お腹の子は流産してしまったから気にせずに、などと述べ落ち着いた様子でしたが、次第にヒートアップしていきます。しかしそこで小曽根(加藤諒)が、自分こそが預言者である、と言い始めたのです。そこでも泣きじゃくりすがりつきながら彼を止めようとする萬田(青山美郷)。すると亜希子(小野花梨)が、自分が共有者である、と言い始め、もう一人の共有者と話し合って自分だけが身分を明かす事にした、と主張しました。泣いたり怒ったり打ちひしがれたり、と一番表情に幅のある役だと思ったのですが、爆発させる感情だけでなく、微妙に変化させる顔がとっても魅力的で…今夜藤堂(桜田通)を殺さなければ予言によって自分の身分がばれてしまう、しかも彼は用心棒に守られていて部屋は施錠されているかもしれないのです。子供が出来た事で彼女諸共葬り去ろうとした伊勢(育之助)は、投票により人狼だと決められてしまいました。演者は若手の俳優さんしか出ておらず、しかもその中で知っていた女優は2人、男優に至っては『見たことがある』程度の認識しかない人がかろうじて一人いる程度、だったのですが、そんなことは問題にならないくらい物語に引き込まれ見入ってしまいました。