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白木　打ち合わせはいつも爆笑。ネタ出しが気持ち悪い対決みたいな感じになってますからね。で、ふたりがツボにはいって大爆笑したら、それが正解。ーー冒頭に出てくる、幸子からみたラブリンの姿がナポレオンになっているシーンもそうですよね。ーーあと、首吊りをしているお母さんの横で、ゲームに没頭する幼少期のラブリンをドット絵で描いたひとコマ。ものすごい違和感にゾクッとしたのですが、ラブリンの姿をドット絵で表現した狙いは？ーーサイコパスでぞっとするシーンがたくさんあるのに、なぜか少女漫画に似たような感覚で読んでしまうのは、きっと絵が美しいからだと思います。絵を描くことで、とくに力を入れている点は？ーーそんなイケメン教師・ラブリンが幸子のパンツを被っているシーン。思わず吹き出してしまったのですが、ああいう変態行為を描いているときの心境って？ーー幸子や保健の美人教師・椎名先生、“鉄の女”と呼ばれる優等生など、ラブリンに好意を寄せる女子の瞳が、突然、少女漫画のようにキラキラするシーンがありますが、それにはどんな意味が？千代　完全にふざけてはいますよね。ふざけたシーンを本気で描くといいものができる、ということはもう分かっているので。あと、描くときはいつもどこか他人事なんで、引いて見ている感じがあるんですよ。「うわ〜ラブリン今日もやってんな〜」みたいな（笑）。ーーでも、幸子のベッドの下に、ラブリンが裸体で息をひそめる姿をはじめてみたときは、恐怖で笑えなかったです。千代　人と人の組み合わせですかね。“混ぜるな危険”みたいな、そういうギャップをいちばん大事にしているかな。千代　はい。この作品は、主人公目線だけでなく、登場するさまざまなキャラの視点からも、できるだけアプローチするようにしています。千代　ラブリンはすべての登場人物にとっての“基準”になる存在なので、濃すぎず薄すぎず、間違いない感じの要素をバランスよく組み合わせたら、できあがった感じです。千代　あれは、現在のラブリンに多大なる影響を与えた重要な出来事ですね。ドット絵にしたのは、母の死を受け入れきれないラブリンの心境を表したかったから。無惨な現実と、それをどこかゲーム感覚で見ているラブリンの感情をぎゅっとひとコマに凝縮したら、あんな感じになりました。『シェアー』は近所のコンビニの店員がストーカー、『ホームルーム』は教師。「学校を舞台にしよう」と言いだしたのは白木さんだったんですが、確かに、学校だとみんなが通ってきた道だし、自分と無関係ではない環境を舞台にすることで、恐怖がより際立つかなと。そこからが早かった。学校を舞台にしたネームを描いたら、“秒で”通りましたもん。千代　『シェアー』がはじめて描いたストーカーものだったんですが、白木さんが「人間の生々しさを描くのが上手い」とよく褒めてくれるので、調子に乗って描き続けた結果、できあがったような作品（笑）。『ホームルーム』の前身のような存在ですね。© 2018 Kodansha Ltd. All rights reserved.ーーコミックDAYSで『ホームルーム』の連載がはじまるまでの経緯を教えてください。千代　実はこの作品が生まれるまでには、２年くらいかかったんです。とにかくネーム（コマ割りや構成、セリフなどを大まかに表したもの）が全然通らなくて。角度を変えていろんな企画を描いても、最終審査まではいくんですが結果ダメ、というのが何度か続いて。いや〜あのときは精神的につらくて禿げそうでしたね。千代　それはもうギャップ。G・A・Pですよ。あと、白木さんが打ち合わせで、「イケメンがどこまで許されるのかやってみたい」って言うから（笑）。千代　やっぱりラブリンと幸子の恋の行方ですかね。あと、ふたりの恋に巻き込まれていく周囲の人たちの展開もお楽しみに！千代　「私は普通」と思っているのは自分だけ。普通の人なんて、実はひとりもいないんですよ。誰もが持つ“癖”のようなものが、人と関わることで混じり合う。そんな“癖”の化学反応を楽しんでもらえたらうれしいです。千代　たくさんありますけど、強いていうなら、光と影。光の当て方でシーンの重要度を強調したり、影の面積でキャラの表情を変えたりとか。あとは目！　眼球の下半分をボカすと、真っ直ぐこちらを見ているように見えるんです。ーー確かに、ラブリンがやっていることはありえない行為なのに、生理的な気持ち悪さをまったく感じないというか。すらりとした細マッチョ、涙袋のほくろ、屈託のない笑顔など、イケメン要素の描写がとても細かいですよね。千代　実はあのシーン、モデルとなった映画があるんです。『スリーピング タイト』というスペインの映画なのですが、アパートの管理人が同じアパートに住む美女に陰湿なストーキング行為を繰り返すというもの。美女のベッドの下に潜り込んだり、睡眠薬を飲ませて添い寝したりするんですが、ラブリンの“イケメンチャレンジ”と違っておじさんだから、すっげー気持ち悪い！白木　見知らぬ人＝ストーカーから、思い切り信じている人＝ストーカーに切り替えたのが千代さんに合っていたんだと思います。憧れの王子様がストーカーだった、みたいな。担当編集・白木　あまりにネームが通らないから、「原点回帰してみるか」みたいな感じで、千代さんのデビュー作『シェアー』に着目したんですよね。白木　「この人がこんなことをするのか！？」という、それまでのフリを使った驚きを作る漫画になっているので、今までに登場した人物の間で動きがあります。千代　「ある人の瞳には、この人はこんな風に映っている」というビジョンを、読者のみなさんと共有できたら、楽しんでもらえるだろうなと思って。白木　「この人にはこういう景色が見えている」という視点のズレはよく使いますね。 『ホームルーム』の最新話を 絵付きの漫画で読んでみたい という場合、漫画アプリ「コミックdays」なら1話80pで読めます。 (1p＝1円) 無料で読んでみたい方は、 最新話連載日の翌週木曜日から2週間だけ無料公開 されるので、現時点で読めるかどうか、以下サイトでチェックしてみてください。 漫画「ホームルーム」の最終巻である8巻の76話、77話、78話、79話、80話、81話、82話、83話、84話、85話、86話、87話・最終話・結末のネタバレを紹介していきたいと思います！ ドラマでも話題になったこの「ホームルーム」の結末、 ドラマ・漫画原作の「ホームルーム」のネタバレを1話から最終回、最終話・結末まで全てまとめて紹介致します。この物語はドラマの見逃し配信でも話題になり、ドラマ版の最終回結末と漫画版の最終回結末はリンクするものがありました。この記事ではドラマ版、 今回は漫画ホームルーム第３話のあらすじを、ネタバレを交えてご案内しちゃいます！先程と代わり映えしない相変わらずセミの鳴き声がする夏らしい空を見上げます。チラッと胸元が見えるタンクトップらしきものに半袖の白衣という少しセクシーないでたち。女の子らしい鮮やかな彩りでもかわいい感じというわけでもなく、箱も長方形のシンプルな形で至って普通のお弁当。彼のことを「委員長！」と呼びかける桜井さんに対して「普通に矢作で構いませんので・・・」と、もじもじしながら言う矢作くん。図書室には桜井さんの他に、新キャラで図書委員長の矢作（やはぎ）くんがいて、桜井さんに返却された本の処理を頼みます。漫画ホームルーム第３話ネタバレ、愛のライバルにイラつくラブリンのネタバレです。ちなみに第３話のラストシーン、パンプスでみんなと同じように走ってる女性がいるので、この事からもリアリティのないコミカル路線だと思って良さそうです。桜井さんと矢作くんの盗聴に集中していたのか、ふいに肩を叩かれ驚き振り返る愛田。さらに、作者の遊び心が入った構図も登場しますので、じっくり読んで気付いてもらいたいところです。なんだろう？といった感じで興味は示すものの見に行く気はないらしく、漫画ホームルーム第３話ネタバレ、恋のライバルにイラつくラブリンのネタバレです。漫画ホームルーム第３話ネタバレ、ラブリンの計画布石のネタバレです。漫画ホームルーム第３話ネタバレ、保険の先生の登場のネタバレです。そこには、生徒達の会話を盗聴してるなんてこれっぽっちも思っていない牛島先生が立っており「大人気のラブリン先生！」と陽気に話しかけます。牛島先生が相変わらず窓際のラックに腰掛けているのでそこが見えない、しかも彼女の会話はよく聞こえないこともあり内心ご機嫌ナナメ。ちなみに、牛島先生は体育の担当なのか、筋肉質でかなり日焼けしており色黒。盗聴がバレずに済んだものの、牛島先生との他愛もない会話のせいで盗聴中の桜井の声が聞こえなくなり愛田はイラつきます。そんな彼女が見つめる視線の先に、女生徒が廊下を駆け抜けていく姿が。ですが、第３話ラストのドタバタ劇を見ると後者の可能性が高そうです。漫画ホームルーム第３話ネタバレ、ライバル矢作くんの登場のネタバレです。テンション高めで、タカタカとパソコンのキーボードを叩き該当する棚を調べます。この流れなら、ストーカー作品にありがちな不快感や嫌悪感を覚えることなく比較的サクッと読み進められる気がします。場面が変わり「図書委員」の腕章をして、返却された本を元の棚に戻していく桜井さん。さらに、保健室の先生がいい味だしています。こちらは、そのうち鍵を握る人物となりそうな雰囲気を醸し出しているので要注意かも。次回は、牛島先生のおかげで、状況が見えない、盗聴も聞こえないといういかにもな失敗フラグが立っていますが、それでも愛田のトラップは成功するのか、そして愛田の思い描いたような展開になるのか、第４話からも目が離せません。また、新キャラを含めたサブキャラ達がそれぞれのポジションで凄くいい活躍を見せるので、そのあたりもお見逃しなく。保健室の先生のリラックスタイムの間も愛田と牛島先生との話はまだ続いていた模様。なお「愛のシャワーを」という文字は太字になっているのでキーワードなのかもしれません。それはさておき、第２話までの流れでは、この『ホームルーム』という作品は、サイコラブストーリーということは認識できても、それがシビアに描かれるのか、コミカルに描かれるのか掴みにくいところがありました。ただ、ヒロインと結ばれるようなイケメンキャラではなさそうで、これから桜井さんを愛田から守るようなキャラに昇華していくのか気になります。とはいえ、そこはラブリンと言われるだけのことはあり、愛想よく牛島先生の話に合わせます。この学校には廊下を走るなというルールはなさそうなくらい、みんなが全力疾走してるところで第３話完です。そんなふたりの会話を、職員室のブラインドを下から２／３くらいの所まで上げ、外を眺めながら盗聴する愛田。怖い体育の先生という感じではなく、愛田に「筋肉馬鹿」と言われるくらい愛嬌があり、元気がとりえっぽいキャラ設定のよう。図書室でスマホをいじりながらお弁当を食べる図書委員の桜井さん。穏やかそうなキャラだけに、あっさりと愛田に排除されないといいのですが。そんな牛島先生ですが、愛田の耳にある盗聴の受信機に興味を示し「音楽ですか～」と尋ねますが「まあ、そんなとこですね～」とかわされます。そして、呼びに来た女生徒を先頭に、愛田や牛島先生だけでなく職員室にそんなに人がいたっけ？というくらいゾロゾロと図書室に向かって駆けていきます。ドス黒さ満載の愛田の対極に位置する、純朴な好青年として描かれています。すると、廊下を駆け抜けていったはずの女生徒が先生達を引き連れて反対方向へ走っていきます。第１話、第２話もかなりセミが鳴いていましたが、第３話「図書委員」も学校の絵とセミの鳴き声で始まります。この学校には夏休みがないのでしょうか。