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写真写りが、光の当て方１つで変わってしまうような微妙な色合いなのですが、グレーがかったようなオリーブで、この生地特有の光沢感と相まって非常に綺麗な発色になっています。今や「西川ダウン」はナノ・ユニバースの一番の代名詞的アイテムになりました。黒やダークネイビーといった暗めのパンツだったら「明・暗」の関係になってくれるので、スタイリングも容易。マウンテンパーカーによく見られる袖口のベルクロディティールはあるものの、黒を選べば、アウトドアのテイストは抑えられた都会的なスタイリッシュな風貌です。前述の通りナノ・ユニバースが東京西川と「西川ダウン」の協業を始めたのが2012年。そして一体型のフードは、立ち上がりが良く、前を開けて着てもへたれにくいので、首周りに高さを出すことが出来ます。その中でも一番オススメのモデルがアーバンリサーチとの別注モデル。期間限定でポイント付与率を大幅にアップする、いわばポイントセール的なものなのですが、これが時に本当にエグいぐらいに効いてきます。最も需要のある黒ですし、アーバンリサーチ×ナンガが欲しい場合は見逃したくないモデルでしょう。なお、「小松精練」は2018年10月1日に「小松マテーレ」に社名変更を行っています。それが「BLACK&CAMOUFLAGE EDITION」。着丈がミドル丈のN3Bタイプのダウンジャケット、というのはカナダグースやWOOLRICH（ウールリッチ）など今全盛のタイプ。ポーランドダウンはダウンジャケットの世界では一種のブランドですから、気になる人は注意が必要です。これが１つの完成形となり、以後はこのモデルを中心に様々なバリエーションが作られることになります。もう１つは前を開けて着ても立ち上がりが維持される本体と一体型の大きなフード。しかし西川ダウン１強かな…？と思っていた数年前に比べると、現在は各セレクトショップともに自社の看板商品を育て上げて来たなという印象があります。BEAUTY&YOUTH UNITED ARROWS(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ)は、ここ数年、日本屈指の化繊メーカーである「小松精練」の生地を使用したダウンジャケットを冬のフラッグシップ的なアイテムとしてリリースし続けています。ダウンジャケットでもっとも汚れやすい部分なので、こういう細かい仕様変更は嬉しい。また昨年初登場ながら、リブなど細部にまでこだわって完成度が高いモデルでもあります。水沢ダウン・マウンテニアの本当に本当に細かい作り込み、ベンチレーションシステムなどの機能性、そして熱圧着ノンキルトなどの「付加価値」や満足感には及ばないでしょう。これが、ダウンパックを外側に配しながらも、モコモコ感を抑えることにも繋がっています。この透湿防水性は、2~3年程度維持出来るとされていますが、高い防水性故に自転車に乗る人などにも選ばれているそうです。実はこのアーバンリサーチ別注モデルは、スペシャルモデルが存在します。また今回紹介しきれなかったモデルや、ドメスティックブランドやセレクトショップ別注の高級ダウンも何らかの形で取り上げられればと思っています。流石に「水沢ダウン」ほどではないものの、しっかり立ち上がり、維持しやすいフードはセレクトショップオリジナルのダウンジャケットでは１、２を争うものでしょう。袖口のベルクロディティールのみ、ちょっと好みが別れそうな作りなので注意しましょう。全体的にダウン量を減らしてしまうのではなく、抑えるべきところは抑えるメリハリの効いた作り。西川ダウンよりも遅いスタートでしたが、西川ダウン同様に初年度から徐々に進化を遂げ、昨年発売されたナイロン生地のモデルは非常に洗練されたシルエットで、完成度がグンとアップ。丈もショートタイプながら、短過ぎない、今のトレンド的にもちょうど良い設定。機能的かつデザイン上のポイントの１つにもなっているフロントの止水ジップも◎。西川ダウン最強の防寒性と、着丈が長いためどんなインナーを持ってきても良いというカバー力の高さが魅力ですね。セレクトショップナノ・ユニバースが、創業400年を誇る羽毛布団大手の東京西川の提供するダウンを使用してダウンジャケットを作り始めたのが2012年。人気の理由は、西川ダウンでは最も高いながら、やはりカナダグースやウールリッチとはしっかり差別化された価格であること。G2の完成によって、西川ダウンシリーズ自体売上も初年度からは数倍という驚異の伸びを見せています。今年は、完成度の高かった昨年のモデルをベースに、細かいディティールをさらにブラッシュアップした形でのリリースになりました。西川ダウンは昨年2017年までは原則的に「ポーランド」のダウンを使用していましたが、今年から「USA」ダウンに変更になっています。あの東京西川の提供するダウンとナノ・ユニバースのデザインでダウンジャケットが作られた…ということで初年度から注目度が高く、すぐに完売してしまうなど人気がありましたが、2015年に「G2」モデルが登場。このフードの立ち上がりは、ここ数年人気の国産高級ダウン、デサントオルテラインの「水沢ダウン」が凄まじい立ち上がりで知られていますが、ダウンジャケットの見た目を左右する大きな注目ポイント。西川ダウンにも同様のタイプが登場したということで、昨年は早々に完売してしまいました。しかしやはり消費者としては本格的な冬シーズン到来前の今から知っておいたほうが良いのはそうでしょう。人気故に、一番お得に（定価で買った人が後悔するほどエグいほどに…）買えることの多い「スーパーDEAL」が行われる「楽天ブランドアベニュー」などでは既に欠品となっているのが痛いところです。今季小松ナイロンダウン、この価格帯ではかなり完成度が高いと思います。これでは店頭で買うのを躊躇ってしまいますし、何だか「知っている人と知らない人の情報格差」みたいなものが如実になってしまうようで…。シルエットも今のトレンドからするとナノ・ユニバースは細すぎる作りが多い中で、タイトすぎず、程よいゆとり感（かといってゆるすぎず）で仕上げられているので、カットソーや薄手のニットなどの上から羽織るだけでサマになります。内側のエリ部分はメッシュ素材に今年からブラッシュアップされていて、汗をかいても快適な仕様に。そんな多数のバリエーション展開を見せる西川ダウンでも、最も早く無くなるであろうモデルが「アークティックダウン」です。いやこれは、実店舗で割引一切無しで売っているととてもじゃないですが歯が立たないですよ。滋賀県のダウンシェラフ（寝袋）メーカー「NANGA(ナンガ)」が、これまで培った「上質なダウンを見極める目」を武器にダウンジャケット市場にも本格参戦し、近年セレクトショップ別注モデルを中心に目立つ存在になっています。ツヤ感のある素材と、光が当たることによって引き裂き防止のリップストップ（格子模様をしている）がオーロラのように見えるので安っぽくなりがちなこの手のナイロン生地に表情を与えてくれています。ポケットの数も多く、なるべくカバンを持たずに外出出来る仕様なのも嬉しいですね。これは昨年暮れに西川ダウンから発売されていた「メモリーツイル」生地などもそうなのですが、高密度に織り上げられた生地がシルエットをよりクッキリ、シャープに見せてくれます。またクーポンによる割引も頻繁に行われていて、今だと3500円OFFなので、小松のナイロンダウンだと、定価32400円-3500円の28900円、ポイントは6150ポイント還ってくるので、実質23000円程度で買えてしまうんですね…。このカモフラージュ柄の裏地はフード裏からチラッと見える程度なのですが、やはりこういう細かいところで満足感が違ってきます。正直セール時期ならともかく、店頭で予約を受け付けている時期や店頭に並んでいる時期にこれほど実質的な割引を行ってしまうのはどうなのだろう？と思うのですが。また滋賀県のダウンシェラフ（寝袋）メーカー「ナンガ」の各セレクトショップ別注モデルも近年注目度をどんどん増しています。そしてそして今年さらに推したいポイントは新色のダークグリーンが出色の出来だということ。BEAUTY&YOUTHの「小松ダウン」も昨年から完成度をグッと上げてきました。もちろん東京西川の独自技術「フレッシュアップ」加工（加熱→冷却→選別、という過程を経ることにより、より膨らみのあるダウンに仕上げる）は継続されていますし、G2を羽織ったときの軽さやふっくら感などは変わっていないように思うのですが…ダウンジャケットはで重要な首周りのディテールも作り込まれており、情報量が豊富です。西川ダウンと言うとコスパの良いダウンジャケットという印象がありますが、このモデルはよりハイクオリティーな、西川ダウンの高級モデルとなるべく開発されたもの。2015年の「G2」モデルで、一旦フラッグシップの進化が止まり、完成した感のある西川ダウンですが、小松ダウンの完成は昨年2017年だったのかもしれません。ツヤがあると、スポーティー過ぎて安っぽくなってしまうこともあるナイロン生地ですが、この色はうまい具合に高級感出てます。ダウンパックを内側に配置していることと、ダウンジャケットであるという外観が無くならない程度にダウン量を抑えているので、モコモコ感がなくかなりスッキリ見えますね。惜しむらくは、あまり量を作れなかったそうで、早くに完売してしまったこと。尚昨日紹介したBeginのセレクトショップ10％OFFクーポンですが、アーバンリサーチとナノ・ユニバースは参加しておらず、ユナイテッドアローズ BEAUTY&YOUTHのみ対象となります。当時全盛だったモンクレールやデュベティカなどの高級ダウンとはまた違う、中価格帯でのダウンジャケット市場を開拓した感があります。最大の特徴は、生地…と言いたいところなのですが、まずはシルエット。今年もG2だけでも多数のカラーバリエーションがあり、その他のモデルも含めて正直増やし過ぎでは？と思うほど。ダウン特有のモコモコ感が抑えられていて、ブルゾンのようにミニマルに作ったボディは袖を通すとちょっとした感動がありますね。