けどそれはこの映画にではなく、客観して見ているからこそわかるエスターにだろう(ネタバレなしにしているから詳しくは記さないけど)。 ストーリー的にはきちんと進展しているし、「話にイライラする」という感想はちょっと違うかな(.
そしてエスターは、アルコールと寝起きで意識が朦朧としているジョンを誘惑しようとしますが、ジョンが驚いて正気に戻ったことで失敗に終わります。エスターは自室に戻り、大泣きしながら暴れまわります。ずっとエスターに不信感を募らせていたダニエルは、ひょんなことからエスターが床下に隠した物を見つけてしまいます。それに気が付いたエスターは、ダニエルもろとも小屋を燃やそうと試みます。ダニエルは助かりますが、病院に搬送され救命処置を受けます。また、エスターが精神病院に収監されていた時、手首と首を拘束され、跡が残ったことを知らされます。エスターがリボンを外すのを異常に嫌がったことを思い出したケイトは、慌てて自宅へと車を走らせます。警察も到着し、ケイトはマックスを抱えてその場を後にするのでした。ケイトは夫のジョン、長男のダニエル、その妹マックスと共に郊外で暮らしています。ケイトは元アルコール中毒患者で、精神的に不安定でした。さらに3人目の子どもを流産してしまったことで、自責の念に駆られ睡眠障害の症状が出始めます。ジョンは見かねて、孤児院から子どもを引き取ることを提案します。一家は病院でダニエルの無事を祈りますが、エスターはジュースを買いに行くと言って部屋を出て行きます。ですが、向かった先はダニエルの処置室でした。処置後まだ眠っているダニエルの吸入器を外し、口元に枕を押し付けて窒息させます。そして何事もなかったかのように部屋を出て行きました。ここからは映画「エスター」のネタバレを含んでいます。あらすじの結末まで解説していますのでご注意ください。エスターの奇妙な行動は徐々にエスカレートしていきます。ダニエルが悪ふざけで鳩にボールを当てた時、エスターは瀕死の鳩に顔色一つ変えずとどめを刺しました。ダニエルはそんな彼女を見て、さらに避けるようになります。姉妹のように仲良くしていたマックスには脅すような形で口止めし、共犯者として手伝わせるようになるのです。とりあえず怖い映画を調べたときに出てきた映画。本当に恐怖だった。ただ映画としてこんなホラー映画があるのかと驚いた作品でもある。お化けとかが出るわけではないので、人間そのものが怖くなるという感じだろうか。ラストのどんでん返しには驚かない人はいないと思う。しかし翌日、エスターは流暢にピアノを演奏していました。どうしてピアノを知らないふりをしたのか尋ねると、「あなたが教えたがっていたから」とあっけらかんと言い放ちます。これを境に、エスターはケイトと2人きりになると挑発的な態度をとるようになります。ある時、ケイトはエスターが家にあったピアノを見つめていることに気が付きます。それはケイトがピアノ教師の仕事をしていた為に置いてあった物でした。日頃からエスターのことを気にかけていたケイトは、彼女にピアノの弾き方を教えます。まるで血のつながった親子のような光景に、ケイトは充足感を覚えます。2人はエスターを家族に迎えることにします。シスター・アビゲイルの言った通りエスターは聡明で礼儀正しい少女でした。ケイトはエスターが両手首と首元のリボンを外すのを嫌がることが気にかかりましたが、子どものこだわりだろうと解釈します。長男のダニエルとは度々衝突しましたが、耳が聞こえず読唇術と手話でコミュニケーションをとる妹のマックスとは早々に打ち解けます。ケイトとエスターはもみ合いになり、家の裏の氷が張っている池へと辿り着きます。マックスが手元の銃を撃つと氷が割れ、エスターは沈んでいきます。映画「エスター」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。暗闇の中、ジョンは体中を切りつけられて死亡します。その現場を見てしまったマックスは、エスターの次なる標的となります。泣きながら部屋に戻ったエスターを追って彼女の部屋に入ったジョンは、ライトが取り外せることに気付きます。外してみると、エスターが描いた絵にはブラックライトの下でしか反応しない絵の具が使われていました。ジョンの前では依然として変わらぬ態度をとることから、その話をしても信じてもらえません。ケイトは諦め、エスターの詳しい情報を得る為にシスター・アビゲイルに連絡を取ります。シスター・アビゲイルはエスターの周りで怪我や事故が多く起こっていることは知っていましたが、孤児院に来る前のことは分からないと話します。ケイトが家に戻った時には、ジョンは既に息を引き取っていました。しかしマックスを探すため、家の中を捜索し始めます。ガラス張りの温室の中でマックスを発見したケイトは、天井から手話でコンタクトを取ります。しかしエスターはケイトを見つけて発砲、ガラスは粉々になりケイトは温室に落下します。子役の演技が上手すぎ。観ていてどんどん引き込まれていく。個人的に好きな映画の展開と結末でした。家の絵は火事で苦しむ様子が、何気ない絵には男女が激しく絡み合う姿が浮かび上がります。ようやくケイトの言うことが本当だったと分かった時、ケイトからの電話がかかってきます。電話を取ろうとしたとき、停電が起こります。地下の配線ケーブルがエスターによって壊されたためです。エスターは様子を見に来たシスター・アビゲイルを、マックスを利用して撲殺します。遺体は坂道へ遺棄し、血の付いたハンマーや衣服はダニエルの秘密基地であったツリーハウスの床下に隠蔽しました。あまりの狂気ぶりに、ダニエルもマックスもおののきます。ケイトは2人の実子にエスターについて尋ねますが、どちらも恐怖のあまり本当のことを答えません。いつものようにダニエルとエスターを車で学校まで送り届けた際、ケイトはダニエルの忘れ物に気が付きます。手渡そうと車を降りた隙に、エスターは車内に戻りサイドブレーキを緩めます。坂道に止めていた車はマックスを乗せたまま後退します。車は雪がクッションになり無事でしたが、ケイトはエスターが犯人ではないかと疑います。妻ケイトと息子ダニエルが同時に入院したことで、ジョンは堪らず禁じていたアルコールに手を付けます。ワインを1本空け、ソファで眠り込んでいたところに眠っていたはずのエスターが現れます。彼女は化粧を施し、露出の激しい服を着ていました。孤児院を訪れたケイトとジョンは、ロシアからやって来たエスターに出会います。彼女はとても落ち着いた少女で、皆が外で遊ぶなか、部屋で絵を描いていました。孤児院で子どもの世話をしているシスター・アビゲイルは、彼女を『聡明な少女』だと紹介します。病院で目を覚ましたケイトの元に、1本の電話がかかってきました。電話の主はヴァラヴァという医師で、エスターを一刻も早く家族から遠ざけるように言います。そして、エスターが下垂体性機能不全という病気で実は33歳であること、1年前に精神病院を脱走し行方不明になっていること、男を誘惑するが失敗すれば殺害していることを説明しました。心停止のアラームで医師たちが駆け付けました。ケイトは実の息子であるダニエルを傷つけたのはエスターではないかと半狂乱になって問い詰めます。しかしケイトの精神状態や元アルコール中毒患者であることが災いし、彼女は入院させられます。ケイトは薬で眠らされ、ジョンはエスターとマックスを連れて家に帰ります。 映画『エスター』ネタバレ感想。サイコホラーに名悪役誕生。養女が幼女で超怖い。 2020.04.08; ホラー 映画; ☆☆☆☆, 洋画; 原題:Orphan 2009年の映画 おすすめ度: ☆☆☆☆ 【一言説明】 おしゃまな少女 … 最初は何も問題のないいい子であるように振舞っていたエスターですが、彼女の周りでは次々と不可解なことが起こるようになってい … 人によって態度を使い分け、絶対に隙を見せないエスターに次第に追い込まれていく家族。女優のイザベルは当時11歳でした。あの演技をこなすとは末恐ろしい・・。養女としてやってきたエスターは、はじめは優秀で人当たりの良い女の子。下垂体機能不全によって、9歳の見た目から成長することのできない自分の体。知識はあるのに性行為すら行えないことが彼女の強烈なコンプレックスでした。生えているのは大人の歯だし、歯医者に行けないせいで治療ができず歯はボロボロ。エスターは、以前も養父を誘惑し、それがうまくいかないと一家を殺害し、火を放ちました。子供3人いるのにキッチンでするし、近所の奥様と浮気するし、とんだ性欲モンスター。この背表紙には、精神病院:サールンインスティチュートの文字があることから、病院にて入手したものでしょう。歯医者に行くとバレてしまうので、エスターは行くのを拒んでいました。喋れないし、幼いマックスはともかく、ダニエルは周囲の大人にもっと警告できたのでは?映画は観たことなくても、ポスターだけは知っている人も多そうですね。もしかして、そのせいでマックスの耳は聴こえなくなってしまったのかとも思いましたが、そのために、その最大の敵である妻:ケイトには本性を現し、追い込んでいったんです。その緊迫感の作り方のおかげで、子供たちが遊ぶ昼間の公園なのに、まるで古びた洋館かのような緊張感を感じる演出になっていました。エストニアの精神病院:サールンインスティチュートで生まれ、アメリカ人の家に養子となるも、家族を殺害し火を放ちます。そして、新たな被害者はコールマン家。一瞬の入れ歯を外すシーンだけで、こうした伏線をしっかりと回収しています。エスターの生い立ちを考えると、多少同情の余地もあるかもしれません。3人目の子供を流産で失い、酒におぼれてアルコール依存症になった過去あり。映像が始まると、そこはコールマン家。鼻歌を歌いながら割れた鏡の前で化粧をし、階段を下りていくエスター。そこに警官が駆け付けます。しかし、エスター役のイザベル・ファーマンが登場するとの噂も・・。エスターは、サイコスリラーというジャンルながら、テイストは完全にホラー映画。前日譚となる『Esther』は、前作で描かれなかったリーナ・クラマーの正体や、彼女の知られざる物語が紡がれる。ロシアの精神施設から脱出を図ったリーナは、失踪した娘になりすまして裕福な家庭に入り込み、アメリカへと渡る。新たな人生を始めたリーナだったが、思わぬ問題に直面し、すべてを賭けて家族を守ろうとする母親と対峙することに……。一見優しいお父さんだけど、妻を信じないし、浮気もしちゃうくそ親父。10年前ってことは、ダニーが生まれた後の浮気ってことでしょうか。全シーン、音楽と雰囲気で緊迫感のあるシーンになっているので、一時も目が離せない素晴らしい映画でした。エスターが入っていた精神病院:サールンインスティチュートでは、彼女の高い凶暴性を抑えるために首と手首に拘束具をはめていました。エスターの恋心にも似た感情は、義父を殺した後も続き、写真を持ち歩いてたんですね。怖すぎ。家に来たばかりのエスターにそこまで説明しなかったとも考えられますがホラー映画で必須の、「メインキャラじゃないけど、ある程度登場しておいてから殺される人枠」「エスター=カムバック」とか「Re:エスター」とかダサい邦題だと嫌ですね・・。酒飲み過ぎて、マックス(娘)が池で溺れそうになったり、割と波乱万丈な人生。めちゃくちゃ頭良くて、狡猾なのに、たまに大声で暴れたりするから、家族にバレないか逆にひやひやちゃう。あまりに強く締め続けていたために、エスターの首と手首には消えない跡が。【U-NEXT】無料トライアルの解約方法を超簡単に解説!【5分でできる】気になる映画があるなら、まずは無料トライアルで鑑賞してみたください。首を折られて、池に沈められたエスター。ジョンを失うも生き延びることができたコールマン家。ことからもマックスの聴覚障害と池で溺れたことは無関係だと考えられます。また、ダニエルにバカにされていた小さく肉を切って食べる食べ方も、入れ歯によって噛みにくいためだと考えられます。子どもを流産で亡くしたケイト(ヴェラ・ファーミガ)とジョン(ピーター・サースガード)は悪夢とトラウマに苦しみ、夫婦関係も限界を迎えていた。以前の幸せな日々を取り戻そうとした彼らは養子を取ることに決め、地元の孤児院を訪問。そこで出会ったエスター(イザベル・ファーマン)という少女を養女として迎え入れる。グロいシーンも少ないので、本格ホラー苦手でも大丈夫だと思います。歯に比べて、リボンは明らかに怪しいので、伏線というほどではないですが、理由は意外でした。(僕は殺人衝動が強いため、リストカットなどの自傷行為をしていたと思っていたのですが・・。)家族のために、一人で悪の組織を壊滅させたりするのでぜひご覧になって下さい。簡単登録で5分後には『エスター』を無料で観始めることができます。この記事で紹介した作品も、U-NEXTなら鑑賞できます。(2020年5月時点)【ハーレイ・クインの華麗なる覚醒】BIRDS OF PREYの意味は?ネ...それでは本作を作った最高の監督・制作、キャスト陣の紹介をどうぞ。