すい臓がんは見つかりにくく、すい臓がんの症状が出た時にはすでに末期という人も少なくありません。すい臓がんになった母の場合の症状と末期の治療の様子などを書いてみました。参考になればと思い … ENS-FNAでは膵臓に針を刺すので、膵臓が炎症を起こしたり、血管に針が当たり出血を起こすことがあります。しかし合併症が起こる確率は非常に低いものと考えられています。ただし、膵臓は背中側にある臓器なので、お腹側からではガスや脂肪により見えにくい場所があります。特に膵臓の両端に関してはかなり見づらくなります。EUSは内視鏡を用いて胃の壁越しに超音波検査を行います。さらに、超音波検査で腫瘍の位置を確かめながら、内視鏡の先端から針を出し、腫瘍に刺して腫瘍の中身を吸引します。吸引した中身を顕微鏡で病理医が観察(病理検査)し、がん細胞の存在の有無を確認します。CT検査は体の断面を映し出せる画像検査です。放射線を使います。造影剤という薬を注射したうえで撮影する造影CT検査がよく使われます。膵管拡張は膵臓の病気によって現れている可能性があります。検査で膵管拡張が見つかった場合には原因をしっかりと診断しておくことが重要です。合併症とは、検査や治療によって引き起こされる問題のことです。合併症は医療ミスがまったくなくてもある程度の確率で起こってしまうものです。造影CT検査は手術の前に計画を立てる場合などに非常に有効な検査になります。一度の検査でタイミングを変えて4回ほど撮影をします。数回に分けて撮影を行うことで血管がよりはっきりと確認できたり、膵臓の浸潤の程度など様々な情報を得ることができます。PET(ペット)は画像検査です。放射線を使います。PET/CTはPETとCT検査を組み合わせた検査です。ERCP(内視鏡的逆行性胆管膵管造影)は内視鏡を用いて膵管に造影剤を注入する検査です。診断が難しい場合などでERCPが行われます。画像診断のみで明らかに膵臓がんと診断が付く場合には追加の検査を行わずに膵臓がんと確定診断します。全ての検査が必要なわけではありません。膵臓がんを診断するために血液検査も使います。血液検査だけで診断はできません。ほかの検査の結果とあわせて判断することになります。膵酵素は、膵臓が分泌する消化酵素です。消化酵素は本来血液の中には入ってきません。しかし、膵臓がんによって膵酵素が血液に入ってくる場合があります。膵臓がんで必ずしも膵炎が起きるわけではありません。膵酵素の数値のみで膵炎と膵臓がんの区別をつけることは難しいです。膵酵素は診断の補助として用いるのは有用なので、膵臓がんを疑った場合は膵酵素の測定を行います。血液検査のうち腫瘍マーカーと膵酵素について説明します。血液検査ではほかに全身の状態を反映する項目なども一緒に調べます。感度とは膵臓がんがある人を検査で異常と指摘できる割合です。感度が高い検査は膵臓がんの見逃しが少ないという意味です。表のとおり、比較的感度が高い腫瘍マーカーを使っても、本当は膵臓がんがある人の2割ほどは見逃されてしまいます。腫瘍そのものを顕微鏡で観察することで非常に多くの情報が得られます。がんをはじめ多くの病気に対して、病理検査は最も信頼できる検査です。転移が見つかれば手術不能と判断できます。審査腹腔鏡で転移が見つからなかったときは、後日に仕切り直して手術を行う場合と、その場で開腹手術に移行する場合があります。審査腹腔鏡は、お腹に穴を開けて中を内視鏡(腹腔鏡)で観察します。がんの転移を探す検査です。EUSで病変が明らかに見える場合は胃の壁越しに腫瘍に針を刺して吸引し、悪性かどうかを評価します。膵臓の検査で膵管拡張(すいかんかくちょう)という言葉を聞くかもしれません。膵管拡張とは、膵臓の中にある膵管が太くなることを指します。膵管拡張が見つかったときは病気が原因の可能性があります。審査腹腔鏡を除く検査は内科で行われることが多いのですが、病院によっては消化器外科、肝胆膵外科などが行う施設もあります。一般的には造影CT検査とMRCP(MRI検査)を使って診断を行うことが多いと思われます。診断が困難なときには、PET(ペット)、超音波内視鏡検査(EUS)や病理検査(EUS-FNA、ERCP)が行われます。審査腹腔鏡は転移の判断が画像診断だけでは難しい場合に行います。腫瘍マーカーは検査による負担が比較的小さいという利点があります。しかし、腫瘍マーカーだけで診断に至ることはありません。ほかの検査と見比べたうえ判断することが必要になります。ERCPで注意しないといけない点として、造影剤を膵管の中に注入することによって膵管の圧が上昇し、膵炎が発生することがあります。膵炎は重症化することもあります。膵炎が起きているかどうかは検査後に必ず確認しなければなりません。膵炎が発生したときには適切な治療を行う必要があります。EUSを行うときは口から内視鏡を挿入して先端のプローブを操作します。EUSで用いる内視鏡は通常の内視鏡より太いので、挿入するときなどにやや違和感が強いかもしれません。審査腹腔鏡(しんさふくくうきょう)は検査に分類されますが、手術室で行われるものです。手術として説明される場合もあるかもしれません。膵臓がんが転移する場所は、腹腔内(お腹の中にがんが飛び散る(播種(はしゅ)))、肝臓などがあります。画像検査は膵臓の形やがんが疑われる部分を超音波や放射線、磁気などを利用して調べます。ERCPは患者さんの体に対する負担も大きい検査なので、診断が困難な場合に行われることが多いです。ERCPでは口から内視鏡を入れて十二指腸まで進めます。十二指腸には膵臓の膵管がつながっています。内視鏡の先からカテーテルという細い管を出して膵管の中に入れます。カテーテルから造影剤を注入すると、膵管の形がはっきりと画像に写ります。同じようなことができる検査にMRCPというものがあります。MRCPはERCPと異なり、内視鏡などを用いずにMRI検査の一つの撮影方法として胆管や膵管を描出することができます。膵管の中は膵液という液体が流れています。膵液の流れが滞ると膵管が拡張します。膵管は主膵管と副膵管の2つに分かれています。主膵管の太さは通常は3mm以下です。3mm以上で膵管が拡張していると診断されます。膵管が拡張する原因は、膵管の中にがんなどがあって流れが悪くなっている場合と、膵液の粘り気が増して膵管内の圧力が上昇していする場合があります。PETは、がん細胞が通常の細胞に比べて糖分を活発に取り込むことを利用した検査です。まず口から内視鏡を挿入し、その先端で超音波検査(EUS)を行います。EUSで用いる内視鏡は通常の内視鏡より太いので、挿入するときなどにやや違和感が強いかもしれません。膵臓がんを根治する(体から全てなくす)唯一の治療は手術になります。しかし膵臓がんの手術は体への負担が大きい手術です。根治が期待できない場合は行わないほうが体力を温存するという観点から合理的です。すでに転移がある場合は手術が勧められません。MRCPとERCPを比較した臨床試験ではどちらでも診断能力は変わらなかったとされています。現在ではMRCPをまず施行して、診断がはっきりと付けられない場合にはERCPを行うという順番にしている施設が多いようです。EUSは、胃の中から超音波検査を行います。お腹から見るより鮮明に膵臓を観察することができます。EUS-FNAにかかる時間は1時間程度です。検査の対象となる腫瘍の位置や大きさなどにより、かかる時間は変わります。問題なく経過すれば、入院期間は数日の場合が多いでしょう。膵臓は胃の後ろ側(背中側)にある臓器です。お腹から超音波検査をしても膵臓がはっきりと見えない場合は多々あります。膵臓がんに特徴的な腫瘍マーカーがいくつか知られています。ただし、いずれも単独で膵臓がんを診断できるほどの性能はありません。腹部超音波検査は、お腹の中を画像で見られる検査です。お腹にジェルを塗って、プローブという機械を当てると、プローブの先にある部分が画面に写ります。胃に針の穴が開いても大丈夫なのかと思えるかもしれません。胃の穴は非常に小さいので、針を抜いた直後に閉鎖します。ENS-FNAで胃の穴が大きな問題になることはありません。専門病院ではさらに細かく分かれて、肝臓・胆嚢・膵臓を専門的に扱う肝胆膵内科や、さらに細かく分かれて胆膵内科という診療科がある施設もあります。EUSは内視鏡の先端に超音波検査のプローブを取りつけたものを使う検査です。EUSで病変が明らかな場合は胃の壁越しに腫瘍に針を刺して吸引します(EUS-FNA)。腫瘍の組織の一部を取り出して顕微鏡で観察(病理検査)します。入院期間は、特別な処置を行わなければ、数日から一週間以内が想定されます。さらに、内視鏡が膵臓まで届いているので、膵臓の組織を採取することができます。採取した組織を顕微鏡で調べてがんが見つかれば確定診断となります。膵臓がんの腫瘍マーカーは他にもいくつかありますが、膵臓がんを全て見逃さずに診断できるとは言い難い側面もあります。腫瘍マーカーは、2cm以下の小さながんでは、さらに感度が低くなるとも言われています。審査腹腔鏡は手術室で行われます。お腹にいくつか小さな穴をあけて内視鏡(腹腔鏡)を挿入し、お腹の中を観察します。EUS-FNA(超音波内視鏡下穿刺吸引法)は、内視鏡を使って胃の中から超音波検査を行った上、膵臓に針を刺して組織を吸引する方法です。取り出した組織を顕微鏡で観察すること(病理検査)により、非常に信頼度の高い判断が得られます。
すい臓ガンステージ4 頑張ってみよう! すい臓ガンの治療を記録していきます。 2017年10月宣告 2018年12月肝転移 2020年一月寛解となりましたが 同年6月再発
食欲も落ち、病院では栄養補助ドリンク(エンシェア・リキッド)を出してもらっていました。でも、それすら入っていかないといいます。私を含め、身内でもいろいろな意見がありました。抗がん剤治療反対本も、その反論本も何冊も読みました。悪戦苦闘した子育てが終了しても、まったり生活とは程遠く(^^; 熟年離婚や親のすい臓がん闘病生活、自分の病気のこと、そして更年期の自分の身体と悪戦苦闘している日々です。それは、しかたのない事かも知れません。どれだけ不安だったか、怖かったか。すい臓がんになった母の治療の流れや、抗がん剤治療について、私が感じた事、家族との気持ちのズレ・・などを書いてみたいと思います。そう思えば。。という感じで思い当たるとすれば、軽い腰痛があったことでしょうか。しかし、70歳を過ぎた母の年齢からすれば、腰痛があってもさほど特別心配もしませんでした。う~ん、これがいけなかったのかな、と考えてしまったり。ジェムザールは、他の抗がん剤と比べて副作用が少ないらしく、ガン患者に見られるような、髪の毛が抜ける、吐き気がある、などの症状はありませんでした。身内にすい臓がんで亡くなった人がいる事を伝え、慎重に見てもらう方がいいと思います。あまり、認知されていない膵臓癌ですが、最近は、急激に増えているそうです。すい臓がんの余命半年という宣告を受けても(私だけにですが)元気いっぱいだったのに、抗がん剤治療が始まった途端、みるみるうちに体重が落ちていきました。すい臓がんというと、「お酒を飲む人」という勝手なイメージが私にはあって、どうしても母と結びつかず、病気になったことを受け入れることができませんでした。たとえステージ1でも、5年生存率が50%代だという現実。他の癌なら早期発見で100%治るのもあるというのに・・時々お見舞いに来てくれる親戚や友人たちとお話しをしたり・・という生活でした。一気に体重が10キロ以上も落ちてしまったので、体力がなく散歩すらもやっとの状態でした。やはり、食べれず体重が落ちてしまうのは、体力的にも精神的にもダメージが大きいです。抗がん剤は、時々すごく相性のいい方がいるようです、余命3ヶ月と言われた方でも、食べ物を変えてガンが消えた・・なんて本も読みました。すい臓がんの症状も自覚もなく、どこも痛くなので「これは治るね!!」そんな希望を抱いていた母。こちらのサイトに来て下さった方は、同じ様な悩みを持たれている方なのかも知れません。それでも、趣味を楽しんだりドライブしたり、ワクワクする楽しい日々も味わって、今日も元気に過ごしています^^もし、余命宣告をされた時点で、抗がん剤治療を受けずにいたなら、もっと長生きができたのだろうか?でも、くよくよしててもしかたがないので、この経験を生かさなくては・・と思います。肝臓にも転移していました。でも、自覚症状は全くなく、元気に旅行にも行っていました。体位交換を何度もして、倦怠感からなんとか解放してあげたかったのですが、一日中付き添いをしている私もストレスで参ってしまいました。一番苦しかったのは母なのに。でも、今まで、すい臓がんの怖さなんて考えもしませんでした。全く他人事だったと思います。母は、昔胃潰瘍の手術を受けているため、消化に悪いものには神経をとがらせ、刺激のあるお酒はもちろん、コーヒーもお茶も飲まない、熱いものも、辛いものも食べず、慎重に生活してきた。ジェムザールでの治療の時は、本人には内緒で、時々体力を考えて量を減らしてもらいました。ストップをすると、母が見放されたと落胆しかねないからです。一刻も早く、すい臓がんの早期発見の方法が見つかる事を願います。健康診断だって毎年受けていたし、病気でもないのに毎年胃カメラしたり、ちょっと気になると、すぐに病院に飛んでゆく病院好きとはで言われた母でした。入院してから、痛みがひどくなり、最後の方はモルヒネ系の痛み止めもどんどん増やしたため母は妄想なども出てきて、私たちも少し混乱気味でした。亡くなってしまった今は、「もし抗がん剤を使わずに自然に任せていたら 管に繋がれた姿で痛い思いをせずにもっと長生きできたのでは・・」と考えてしまうことはあります。どうが、希望は捨てずに、患者さんを支えてあげて下さい。私は出来なかった事ですが・・余命という言葉に振り回されない方がいいと思います。 1ケ月前から下腹部に時々ちくちくと痛みがあるため、1週間前に血液検査でアミラ-ゼの値が257でしたので急性膵炎の可能性があると言われ本日腹部全体のCTを撮りましたが、下記の診断でした。(1)腎臓に少し影がある。(2)右の腎臓が骨盤
前回の検査結果を聞くと、ctの検査ですい臓が少しはれている。血液検 査でも肝臓の数値がものすごく上がっているとのこと。got,gpt、γgp tがそれぞれ、171、350、850だった。これらの正常値は、5から35ぐら いだからいかにあがっているかわかる。
すい臓がんの訪問診療内容は、診察切れのすい臓がんを診断に来てほしいようなケースにも最適です。あまり遠出できない人にも非常にお手軽です。医療ミスの心配もなく診断を出して貰うことが可能でも …