映画『この世界の片隅に』が、ちょうど昨年の11月12日に上映スタートしました。私が見たのは翌13日ではありましたが、ついに1年経ったのかと思うと実に感慨深いですね。ということで、「何かしたい」感はあるけれどイラストを描けるわけでもない私は感想を書くことで満足したいと思います。
この世界の（さらにいくつもの）片隅に（2019 日本）監督／脚本：片渕須直原作：こうの史代製作：真木太郎製作総指揮：丸山正雄音楽：コトリンゴ出演：のん、細谷佳… 昔の人って、なんでも動いたんだな～食事がままらないから何でも文句言わずに食べるよな～とか色々考えさせられるものがありました。戦争映画というと、東京、沖縄、原爆を受けた広島、長崎なイメージ。妹さんとお兄ちゃんがいるんですけど、どこかぽややーんとしたのんびりした女の子のすずさん。徐々に戦争が激化する中で戦争のシーンが鮮明に描かれるようになりました。娼婦のリンさんの話ですが、原作だと周作さんと関係があるらしいです。まじめそうで、すずさんに会いに行くキリッって行ってかっこいいのに、じつは夜遊びしてたの？上司と一緒に来たから？あれだと耐えられないよね。わかる。自分の場所が取られてしまうのはつらい。お話においては、時々「？」という場面もありましたが、広島からみた客観的な戦争映画かなという印象でした。脱線しましたが、いつの間にか広島の呉に来ることになり、お父さんもお母さんも優しい人なんですよね。戦争映画だと、空中戦が多いイメージがあるのですが、砲弾がメインっぽい感じでした。あまり軍艦が戦うシーンはなかった感じ？原作を見ているとう～んかもしれませんが、この世界の片隅にを見てない人にはいい映画だな～と思いました。周作さんも優しいんだよね～。声が恐ろしいほどかっこいいんだよね～。はあ尊い。後半からつらくなって、それでも生きなきゃいけなくて、広島で原爆が落とされて終戦。最後の方はきれいにまとめられました。人の死が晴美ちゃん以外はあっさりしてたようなないような。この世界の片隅にを配信している動画サイトは今のところ、「U-NEXT」のみらしいです。その後、周作さんに本性を見せたり可愛いな～この夫婦。ぷんぷん。特にお父さんは憲兵さんみたいなギスギスしたTHE☆男尊って感じがしない人でほっとします。癒しのお父さん。NHKの朝ドラのあまちゃんで主演をした能年玲奈さんが「のん」さんと名前を変えてからの作品。まさかの声優。すずさんとは対照的にてきぱきしていて、物事をはっきりしているのでいつの間にかすずさんに禿が・・・。反面悲しいのでが、道に迷ったときのリンさんと出会うシーン。まさかの座敷童さんだと思ってたけれど、EDの後のクラウドファンディングのテロップで流されるシーンがとても切ない。やっぱり遊郭だったんだね。【だがしかし、最後に原作バレがあります】あれまあ、夜のアレの例え話なので、周作さんとすずさんの初夜でうわーーーーーーって思ったのですが、柿を食べるのであれ？って思ってきゃーってなってまあ、若いからね|дﾟ)やはり戦艦があるので、狙われるよね。砲弾の音や飛行機の音がすごい。船の絵を描いていた時、憲兵さんに説教されたのですが、なぜお母さんとお姉さんは笑われた？この世界の片隅に以外にも、31日間はアニメやドラマ・映画を無料で見放題なので、この世界の片隅にをレンタルでなくタダで見たいという方にはおススメ。今や豊かになりすぎて、贅沢ざんまいだけれどそれが幸せってのかと思うとそうでもなくて、少ないものでも少しの幸せがあるとそれをとても大きな幸せに感じられるので、なんだか愛を感じました。声好きとしてはたまらん男性キャスティング。男性声優好きにはたまらんでした。イケメンに挟まれるうらやましい。その後戦争系だと配給が少ないとか、あるもので何とかしなきゃとか色々あります。せわしい日々を過ごしていた時に、周作さんのお姉さんの径子さんと子供の晴美ちゃんが戻ってくるんですよね。不思議な流れでいつの間にか北条家に嫁ぐことに（でも最初の方で出会ってたラブロマンス（笑）監督曰くこの辺はカットしたらしいです。すずさんには元気になってもらいたいのだとか。個人的にはとても良い映画だったので、興味があるかたはご覧ください～そういえば、周作さんとすずさん妊娠したんじゃない的な雰囲気があったのの、妊娠はどうなってしまったの？あれ？戦後の進駐軍からの残飯飯が美味しくて、家に帰るとがっかりするシーンを考えると、食文化は食事レベル高かったんだな～って。残飯汁でこんなのだから、普通の食事ってすごかったんだな・・・。チョコレートとかもあるし、これじゃあ食事も含めて勝てないよ。途中、水原君と合っておおおおおおーーーーーーー！！？？？？？なシーンがありましたが、未遂で終わってハラハラ。魅惑の女性すずさん。周作さんと比べると、がっしりしているんですよね。周作さんも二人きりにさせる配慮。そこ、おま、え、。この世界の片隅には完全オリジナルかと思ったのですが、原作があるんですね。飽きたら31日以内に解約しちゃえばお金はかからないので安心です。まさかの柿！？干し柿もぐもぐ。これは周作さんは意味を知っている？知っていない？わからない。でもこの世界の片隅にの場合は、広島でも原爆を受けた場所ではないんですね。この編はつらい。それでも逃げることはできなくて、生きなきゃいけないからつらい。だから、配給は少なくなっても本当に戦争あるのって感じでした「最初は」でも、敵の襲来があった日は魚がたくさん浮いてわ～い状態は海ならではなのだなという感じでした。ただの誤解？でも、お姉さんが2人分食べろみたいなことを言っていたのですが・・・あれ？先日この世界の片隅がやっと地元の映画館に来てくれたので見ました。広島の呉市に嫁いできたと時のくれ～がくぇ～に聞こえてチョコボール！と思ってしまう自分。絵柄がほんわかしていて、ふにゃーとなる姿がほっこりする感じでかわいらしいし、のんさんの声もあっていました。それに、いつもフルで活動しているのでメタボやら認知症とかにならないよね。こういう映画見ると、メタボなんてある種、贅沢病みたいなもんだもんな。この世界の片隅にの主人公のすずさんが、幼少期～広島の呉市に嫁いでまでの戦争下を描いたお話。日本アカデミー賞アニメ部門最優秀賞おめでとうございます！とても良い映画だったし、戦争映画としては見やすかったので評価されて嬉しいですね( ;∀;) ベトナムで一緒に働いている人から勧められた「この世界の片隅に」という2016年公開の映画を見ました。舞台は80年も前の時代なのに、外国で生活する私にも共感できる点がたくさんありましたので、海外生活者目線で感想をお伝えできればと思います。 その辺りのテーマも、リンとテルの描写が増えることで、より明確になっていると思います。オリジナル版ではただ「よくわからないけどいい人」という印象だったのが、彼なりの葛藤と想いを抱えて、すずを嫁に貰った人になっています。それぞれに違う、様々な思いと、それぞれの物語を持って生きている。時代が違えば、きっとクリエイターになっていたであろう人。こんな時代だから、ごくわずかな人々の目に留まるだけで終わってしまうのだけれど。家族でも観られる間口の広い映画作品として、そこを切り離したオリジナル版の選択は、それはそれで正しかったと思います。そして、すずの嫉妬心や独占欲と言った女性らしい感情については前述した通りですね。すずの親友として、また夫周作の過去の女性として、また幼い頃の「座敷わらし」の空想が繋がる存在として、原作ではかなりの紙数を費やして描写されているリンですが、映画ではスパッと潔く割愛されていました。ただ、やはり作り手の中には、描き残したものがあるという思いはかなり大きく残ったんでしょうね。当然、そんなはずはないわけで。そのことがよりリアルに、胸に迫ってくるようになっています。現実の時間の流れに、より近づいているというか。現実の時間の流れって、ハイライト集ではなくて、どんな大きな出来事が起こっても変わらず、淡々と続いていくものだから。本作は、あれだけ高く評価された作品の改訂ですからね。不安を感じなくも、なかったんですが。シーンの繋がりが流れるようで、逆にそれがなくってどうして繋がっていたのか不思議に思えるほど。家族と冗談を言い合ったり、妹とふざけたり。日々の暮らしの中でふと感じる楽しさや喜び。理屈の上では当たり前のことだけど、戦争という背景の中で描かれるドラマでは、割愛されがちなところなんですよね。その結果として、昔の人は皆清く正しく生きていたように見えてしまう。リンに関係するシーンだけでなく、多くのシーンが細かく追加されていて、オリジナル版の物語の隙間を埋めています。出演：のん、細谷佳正、稲葉菜月、尾身美詞、小野大輔、潘めぐみ、岩井七世、牛山茂、新谷真弓、花澤香菜、澁谷天外周作のノートが破れていたことや、すずが使っていた紅の由来など、オリジナル版では触れられていなかったところがストーリーと繋がるようになっている。オリジナル版は既に何度も観てますが、今回も同じように泣かされてしまいました。どっちが良いって、言えないですけどね。焦点を絞ったオリジナル版も、それはそれで良いと思うし。優れた映画から、またもう1本の優れた映画が生み出された印象です。